菊池先生からのロンドンだより、3日分をお伝えいたします。
●菊池先生からのレポート
バスでロンドンのUCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)に到着後、午後は集大成となるプレゼンテーションに向けてのワークショップを行いました。長丁場でしたがプロのファシリテーターのもと、テーマである『宇宙と私たち』について、論理的に考えるステップを踏みながら、ディスカッションをしました。Iくんは、臆することなくグループの意見を発表しています。前日のケンブリッジ大学の講義内容も、完全に理解していました。英語に問題がないのは、武器だと思いました。Mくんは、ついていくのが大変だったようで、夕食時に「今夜は外出せず勉強します!」と言っていました。大きな変化を感じました。Kさんは、アイスブレークでは積極的に話しかけていました。引き続き様子を見守りたいと思います。
主催者の先生方に、5年前に参加した卒業生と座談会をしたことをお伝えしました。彼らのその後の活躍ぶりに大変喜んでいました。私もいいお土産話が出来てよかったです。そのような場も設けていただいた黒瀬先生をはじめ、先生方、事務室の皆様に感謝しています。昨日(日本時間一昨日)は、午前中にUCL学部準備コースの説明、言語レッスンを受けました。Iくんは、UCLの入学に興味を示していました。
昼食は日本のお弁当が出ました。日本食が恋しくなるタイミングで、主催者側が手配してくださいました。ロンドンでも人気のお店のようです。午後は講義を3つ聞きました。工学、睡眠、国際関係学を聞きました。その後、グループに分かれてプレゼンの準備をしました。最後の講義では、Kさんが中心となり、講義の先生にお礼のプレゼント(扇子)を渡しました。またIくんが先生と言葉を交わしていました。
Kさんにも成功体験が出来てよかったです。夕食後は、他校の生徒も引率のもと、スーパーなど買い物に行きました。20時でも、地元の子どもたちは公園でサッカーをするほど明るいです。
こちらは前回の投稿より日付が変わりました。昨日は午前中にUCLのキャンパスツアーと言語レッスンをしました。UCLは10年前に日本と提携を結び、キャンパスには日本庭園(19世紀に渡英した日本人の石碑・桜の木)や、伊藤博文の写真がありました。また故安倍晋三首相による感謝状が飾られていました。午後は工科学とマネジメントの講義を受けました。また、国際交流基金の紹介とUCLの大学説明を聞きました。
お土産渡しは各校2回割り当てられて、言語レッスンの時に、Iくんを中心に渡しました。Mくんはこのプログラム中、講義で挙手して発言しようとしたり、限定7名のUCLのパンフレット争奪ジャンケン大会で、見事勝ってくれました。翌日は、シンポジウムで集大成のプレゼン発表になります。終わりが見えてきてあと少しとなりましたが、体調に留意して過ごしたいと思います。