校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

アスリートと食を考える

2022年09月24日 05時32分02秒 | 日記
昨日ご紹介した親和女子大学の心理学講座について「高校生アスリートの競技力向上に向けた栄養の摂り方」という研究テーマをあげたのは、陸上部の石倉さんと松浦さん。先日こちらにも報告した、新人戦の100X4リレーで3位に入ったメンバーです。今後の中国大会やさらにその上を目指していくうえで、何をおいても知りたいテーマでしょうね。その他、2グループも同様のテーマを選んでいたしたが、ご専門の平尾先生は、実に丁寧に生徒たちの質問に答えられていました。

私もいろいろと勉強になりましたが、いくつか印象に残ったことについて。まずは、理想の食といっても競技によってかなり異なるということです。平尾先生のラグビーは、とにかく体を大きくすることが求められ、高たんぱく低カロリーの食事をとっていた。一方で、たとえばアーティスティックスイミングなど、脂肪がついていることで体が浮くので、まったく違った考え方で栄養を摂るそうです。あるいは、筋肉をつけるために良い食事であるとか、プロテインの効用と留意点など、体のメカニズムへの働きかけのお話は、理解しておくといろいろと役に立つでしょうね。そして「食事は人と人をつなぐものであり、エサとは違う」「食べたい時に食べたいものを食べる、そうした心理的なプラスも見逃せない」「何が良いかは人の体質や、腸内環境によって異なる。自分にとっての最適を見つける」といった言葉は、生徒にとっての金言になったのではないでしょうか。明日も食のテーマについて、追記いたします。
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