
昨日ご紹介した「八王子市私学プレゼンテーションコンクール」について、重成先生から届いた全体の結果を聞き、納得するものがありました。それは「ベストプレゼンター賞」を受賞した方の発表のことですが、八王子が絹の町として発展した歴史についてのお話でした。八王子は「桑都(そうと)」と呼ばれ、古くから養蚕(ようさん)や織物が盛んであったことを、発表者はその歴史をわかりやすくまとめていたのです。実は私は会社員時代、八王子市民の一人であり、家の近くに「絹の道」と言われる街道があり、さらに住んでいた隣町が「絹ヶ丘」という地名でした。
このことについて、私は深く探究したわけではなかったのですが、一昨日のプレゼンテーションで興味深い歴史を教えてもらったのです。とくに、製紙工場のある富岡や、桐生や足利などの絹織物の産地と結びつきが深く、八高線と横浜線が原材料や加工品を運ぶための動脈であったというのは、全く知りませんでした。わずか数分のプレゼンテーションでしたが、非常に興味深い話でしたので、本校Mさんの受賞ともどもこの方の受賞は素直に頷けるものでした。こうした地域の歴史は、本当に面白いものですね。実は昨日から今日にかけて、所用で山梨県に来ているのですが、山梨県とインドのつながりを知りました。このことについては、改めて書きたいと思います。