先日の卒業式は温かい日和でしたが、張り詰めた空気を優しく彩ってくれたのが、吹奏楽部の演奏です。開式前、卒業生の入場を待つ場面に始まり、入退場を導く美しいハーモニー。君が代の演奏も含めて、卒業式ならではの雰囲気をしっかりと演出してくれました。コンクール音楽とは、ずいぶん勝手が違うのでしょうが、式典にはなくてはならない役どころ。次の入学式は、また違った風合いの演奏を聴かせてくれることでしょう。楽しみにしています!
そして、今年は絶対に忘れてならない演出? の一つが「マイクさま」が鎮座する立派な座布団。実は予行の時、呼名をする先生の足音を、高性能のマイクがしっかりと拾ってしまうのです。読み上げる名前を、足音が遮る状態を何とか改善したい! と立ち上がったのが、理科の伊藤先生。床の振動がマイクスタンドに伝わらないよう、わずか半日で特製の座布団を調達してきました。見事に改善されたばかりか、床のシートとも美しくコーディネート。これからの式典になくてはならない、素敵な小道具となりましたね。
式の終了後、各教室で行われていたのが、担任と副担任による卒業証書の授与。保護者の皆さまも、教室前の廊下や外の窓からご覧になられていましたが、この様子の一端は、明日お伝えいたします。