春光の酒~若杜氏の酒蔵日記~

小京都津和野に1730年より続く華泉酒造。若杜氏が送る華泉の酒蔵紀行。

大晦日ですね。

2008-12-31 22:23:10 | 華泉の酒のこと

皆様 大変ご無沙汰しております。

なかなか定期的に更新が出来なくて申し訳ないです。

年内に仕込んだ3本のモロミはお陰さまで無事出来上がりました。
搾り上げたお酒の第一弾として発売いたしました”華泉 生にごり酒”を紹介させていただきます。

              
~成分~                 ~価格~
アルコール  19.5度         1.8ℓ    2,250円     

日本酒度   -17.0         720ml   1,130円

酸   度     1.5          300ml     600円
                                   
                                 (税込価格)

濃厚でクリーミーな味わいのお酒です。 普通甘口のお酒だと舌にベトベト感が残るのですが、後味のすっきりした非常に飲みやすいにごり酒です。


まだこのブログを立ち上げてから半年もたちません。

これからもっと楽しく、魅力のあるブログにしていきたいと思っています。
また来年もよろしくお願いいたします。

それでは皆さん、よいお年を

 


モロミの様子。

2008-12-09 23:43:48 | 蔵のこと

みなさんお久しぶりです。 
2号目、3号目の仕込みも無事終わり、そろそろ先月仕込んだ、1合目のお酒が出来上がろうとしています。
今日は、そのモロミの発酵の過程の特徴的な3日間を、ほんの少し紹介させていただきます。

        
  発酵4日目                     発酵6日目


 
   発酵11日目


発酵4日目・・・筋のよう泡が見えます。この様な状態を見たとおりの筋泡といいま
         す。発酵を開始した合図とも言える状態です。

発酵6日目・・・泡がモロミ表面を覆いつくすようになりました。高泡という状態です。
         発酵が最も勢いずいてきた時期です。この時期香りも非常に高くなっ
         ています。            

発酵11日目・・泡も引いて、発酵も穏やかになってきました。この状態を地といいま
         す。ここから、お酒はゆっくり完成へと向かっていきます。


かなり端折った説明で伝わりにくかったかもしれませんが、ご容赦ください。
何はともあれ、一号目のお酒は間もなく完成です。
その時が来ましたら、みなさんにお届けしたいと思います