ROHISUYA Diary

東京一人暮らし・・・

「国家の品格」

2006年08月30日 21時51分01秒 | 読書
国家の品格

新潮社

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「渋谷」に続き、今ある日本の現状について考えさせれれた本。
「渋谷」は少女に焦点が充てられていたが、
「国家の品格」は日本という国、国民について現状の問題点、そして将来どうあるべきか述べられいた。

個人的には少し極端な主張であったと思うが、確かにと思うところもありそれなりに将来を考えていかないといけないなと思った。

筆者の主な主張は簡単にいうと欧米の論理偏重主義ではなく、日本が古来から引き継いできた情緒、もののあわれを大切にしなさいということだ。

物事には論理だけでは説明つかないことがたくさんある。
すべてを論理で解決しようと欧米は間違ってるし、日本も欧米の考え方に影響されてるのも危険だと・・・・・武士道や、自然を畏敬する心を日本人は持っている。それを持ち続けることが必要だと・・・・

読んでて理解するのが難しかったが、少し身近なことでグサっとくることが一つあった。

現在政府は小学校から英語教育を導入しようとしている。筆者はそれは危険だと主張している。国語、日本の文化をきちんと教えるべきだと。
英語をしゃべれる人はたくさんいる。しかし、話せても中身が無い。外国人に日本の文学、文化、歴史について聞かれても答えられない人がたくさんいるというのだ。つまり日本人が日本について語れない。それでは、英語をしゃべれても真の国際人だとはいえないし、外国人には尊敬されない。
日本のことが語れて、本当の意味で国際人になれるのだと。したがって小学校ではしっかりと日本のことについて教えるべきといっている。

確かにおっしゃってることはもっともだと思う。
英語好きの俺にとって少し反省。今まで、文法や単語、英語の記事を読んだりしてきたが結局それはあくまで英語を使うための道具にすぎない。中身が無いのだ。
これを機に本は本でも日本を学べる本も読んでみようと思う。
今後仕事でも英語を使う機会が増えてきそうなので、外国人に日本のことを聞かれてもちゃんと答えられるようにしとかないといけないな・・・・・そう思った。