相変わらずの龍くんです。
起きているときはこんなにしっかり目を開けています。
血中酸素濃度が安定してきたのは、飲んでいる薬のおかげなのかなぁ？
↓左の数字、94を下回りたくない。高ければ高いほど◎
目の前の龍くんは元気でも、根治に向かっているのかといえばその可能性は低いわけで、でもやっぱり元気そうな顔を見るのは嬉しいわけで、手術に踏み切るか否か迷うわけで、・・・。
口を開けばずっとそんな会話をしているとしちゃんと私。
投薬治療が終わる金曜まで待つしかないのだけれど。
そこへ、母が今日も龍くんの顔を見に来てくれた。
そのおかげで、としちゃんと一緒に昼食をとることができて、ちょっとリフレッシュ。
病室から離れて一人でいつも食べなければいけないからいつもは食欲がないけれど、今日はとても美味しく感じたなぁ。
さぁこれからどうするか？
とにかく、明日から1週間が始まる。
篠原先生が、「上のお子さんもいるし、この子(龍ノ助)はおとなしいから、看護婦さんに預けて帰ってもいいと思うよ」と言ってくださって、思いきってそうすることにした。
あんな&さき&ヒルダに何かお土産を買って帰ろうと、病院内のコンビニへ買い物に行って帰ってくると、龍くんとお父ちゃんは、そろって Zzz・・・ (^^)
家のことやお嬢ちゃん達のこと、病院と家の往復でバタバタ動きまわってるので、お父ちゃんも疲れてるね。
とにかく今日は家へ帰る。
もっと早く帰って加藤家でいるあんちゃん&さきちゃんを迎えに行くつもりだったのに、帰り時がわからず、夕方まで龍くんのお顔を見ていた。
いざ帰り際、ひとり置いていくと思うと、涙が出てきた。
まだ龍くんは何もわからないから大丈夫なんだけど、置いていきたくなかった。
いざナースステーションに預けるとき、「この子は泣いても声が出ないから、どうか顔を見て気づいてあげてください」と念押して病院をあとにした。
久しぶりに外へ出て、まだまだ寒くてびっくりした。
冬だったんだな～と。
なんだか、この3日間があっというまのような、すごく長かったような、不思議なきもちだった。
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加藤家に着くと、お義母さんは美味しいごはんを作ってくれていた。
会いたくて仕方なかったあんちゃん&さきちゃんは二人揃って夕寝をしていた。
安全に預かってもらったおかげで心置きなく龍くんのお世話に集中できたことへの感謝のきもち、病気にさせて申し訳ないきもち、あんちゃん&さきちゃんの姿を見て切ないきもち、とにかくホッとしたきもち・・・
いろんな感情がぐちゃぐちゃになって、また大泣きしてしまった。
龍くんのこと、心配で聞きたいことがあるだろうに、この3日間のお嬢ちゃん達の様子を楽しげにたくさん話してくれるお義母さん。
二人のお姉ちゃんは、買い物に連れてってもらったときに、自分のおもちゃよりも先に龍くんの物(↓下着)を選んだのだそう。
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家に帰ると、龍くんのベッドを覗きこむ咲葵ちゃんが、ボソッ。
「あかちゃん いなぁい・・・」
あんちゃんは、龍くんがいつでも帰って来れるようにと、あんちゃんなりにキレイに準備を整えてくれた。
ジワッと涙がこみ上げたけど、泣いてる場合じゃない！
明日の保育園の準備をし、入院から持ち帰った荷物をザッと片付けて、お嬢ちゃん達のお風呂、ドライヤー、歯みがきを済ませ、ホッとしたとき、龍くんが木曜日まで寝ていたお布団が目に入った。
ジッと見ていると、長女あんちゃんが
「おかあちゃん、だいじょうぶ？」と声をかけてきて、いつもはあまりしないのに自分から私のお膝に座ってギューしてくれて、びっくりした。
「え？なんで？」と聞くと
「おかあちゃん淋しそうな顔してたから」って・・・
びっくりして、ついに二人の前で涙を流してしまった。
あんちゃん「なんで泣いてるの？」
私「あんちゃんが優しいから、嬉しくて泣いてるのよ」
次女さきちゃんは、私の顔を見てキョトン(∵)
次の瞬間、スクッと立ち上がり、ティッシュを1枚持って来てくれた。
あんちゃん「嬉しくて泣いてるときは、拭かんでいいねん、さきちゃん！」
さきちゃん「・・・・・・(∵)？？」
私「今日は一緒に寝ようね」
あんちゃん「うん！やった～！」
いつも龍くんと私は別室で寝てるので、今夜からは二人と寝ようと思う。
おりこうさんなふたりは、先に寝室へ行った。
あんちゃん&さきちゃんの成長に驚き、また大泣きしてしまった。
金曜日からずっとこらえてた涙が全部出たような感じで、ちょっとスッキリした。
あんちゃんの優しさ
さきちゃんの無邪気さ
りゅうくんの愛しさ
今日という日は、3人の大切さを痛いほど確認できた日だった。
私は幸せだ・・・
明日からは、もう泣かない。
ハッピーな未来に向かって進むのみじゃー！
d=(^o^)=b
