愛しきRoute66 (ルート66)

憧れのアメリカの象徴Route66 (ルート66)。いつかは絶対に完全走破、と思っていた夢のまた夢がどんどん現実に!

ルート66 ポータルサイト「愛しきRoute66」 オープン!

映画「レインマン」

2009-07-18 22:47:16 | Route66(ルート66)旅行
 大好きな映画なので以前から何回となく見たのだけれど、
route66の情報収集をしているうちに、、
ロスへと走る古い田舎道が一部route66だととわかって改めて見た。
 1988年公開の映画で監督はバリー・レヴィンソン。

 身勝手な青年が父親の死によって始めて知った重い自閉症の兄の存在。
ほとんどの遺産が兄に行くことに納得がいかず、
兄を施設から連れ出し、なんとか遺産を自分のものに、とたくらむのだけれど、
純粋無垢な兄との旅の中で、気持ちが少し筒変わっていく
という内容のロード・ムービー。
 トム・クルーズもダステイン・ホフマンも若い!

 Route66的には、途中で二人が泊まるモーテルは
オクラホマ州のEl Renoにある“Big8 Motel”で部屋は117号室。
今もちゃんと営業中。
ここで撮影がされたそうだけれど、映画の中の設定はテクサス州のアマリロになっている。
 そして公衆電話をかけているところは
“ニューメキシコ州の”Tumcumcari” の設定のよう。

映画「カーズ」

2009-07-09 00:08:00 | Route66(ルート66)旅行
デイズニー・ピクチャーズのアニメーション映画「カーズ」には
route66が随所に出てくる。
もともと題名を「route66」にする予定だったとか。
でも1960年代にヒットした同名のテレビ映画があるので、
「カーズ」に変えたのだそう。
 車を擬人化し、それぞれ個性的なキャラクターがかわいい。

カーレーサーの主人公ライトニング・マックィーンが
カリフォルニアへの移動中、
トラブルによりルート66沿いの田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込む。
控えるレースの為に町を出ようとあせるわがままなマックィーンだったが、
心優しい住人達と触れ合い、本当に大切なものに気付いていくというストーリー。

Route66の標識もたくさん出てくるし、
「ラジエーター・スプリング」の町というのはアリゾナの「Peach Spring」かな?
テキサスの「Cadillac Ranch」らしきところも出てくるし、
あのcone型のモーテルはアリゾナの「Wigwam Motel」だろうな、
とか考えていると楽しいし、
そればかりに目が行って、ストーリーがわからなくなってしまうほど。

 そして考えさせられるのがroute66周辺の変わりよう。
全盛期の華やかなりし頃の「ラジエーター・スプリング」の町は
「Inter State High Way」が出来たことにより、
客も来なくなるし、人も出て行ってさびれてしまった町となりはてた。
Route66の情報収集をしているとそんな町がたくさんあることに悲哀を感じる。
これも時代の流れか。
でも少し筒保存会などの活動で、又観光スポットとして見直されてきつつあるようだけれど。

Route66

2009-07-06 14:14:56 | Route66(ルート66)旅行
歌の中でもroute66は良く登場する。
特に有名なのはボビー・トゥループが1946年に作詞・作曲したその名も“Route66”。
彼の代表作で、ポピュラーソングだけれど、ジャズのスタンダードとしても名高く、
ナット・キング・コールが歌ってヒットして以来、たくさんの歌手・グループがカバーしている。
 
トゥループが友人と愛車でドライブ中に思いつき、すぐに歌って気に入ったことから世に出たそう。
歌詞にはroute66の地名がたくさん登場し、route66を走る旅へ誘う内容で、
シンプルな曲調と軽快なリズム、コミカルな歌詞で親しみやすい。
 
トゥループはジャズピアニストで、弾き語りが得意であったし、
ソングライターとしても有名。
またジャズボーカルのジュリー・ロンドンの夫でもある。
 
以下
※ 1946年 ナット・キング・コール、ビング・クロスビー&アンドリュー・シスターズが歌ってそれぞれヒット。
※ 1956年 ナット・キング・コールが「After Midnight」のアルバムで再度レコーデイング
※ 1960~1964年 アメリカCBSテレビでドラマ「Roiute66」放映。日本ではNHKで放映。
※ 1961年 チャック・ベリーが5枚目のアルバム「New Juke Box Hits」の中で
※ 1976年 カントリー・フィールドで、Asleep At The Wheelが
※ 1982年 マンハッタン・トランスファー
※ 1988年 デニッシュ・モード
※ 1990年 マイケル・マーテイン・マーフィー
      ボビー・トゥループ自身もレコーデイング
その他、パテイ・ペイジ、フランク・シナトラ、ペリー・コモ、メル・トーメ、
ローリング・ストーンズ、ゼム、ドクター・フィールド、綾戸智絵などがカバーしている。

“Route66” Not King Cole
Well if you ever plan to motor west
Just take my way that?s the highway that?s the best
Get your kicks on route 66

Well it winds from chicago to l.a.
More than 2000 miles all the way
Get your kicks on route 66

Well goes from st. louie down to missouri
Oklahoma city looks oh so pretty
You?ll see amarillo and gallup, new mexico
Flagstaff, arizona don?t forget winona
Kingman, barstow, san bernadino

Would you get hip to this kindly tip
And go take that california trip
Get your kicks on route 66

Well goes from st. louie down to missouri
Oklahoma city looks oh so pretty
You?ll see amarillo and gallup, new mexico
Flagstaff, arizona don?t forget winona
Kingman, barstow, san bernadino

Would you get hip to this kindly tip
And go take that california trip
Get your kicks on route 66

映画「怒りの葡萄」

2009-07-02 22:25:11 | Route66(ルート66)旅行
「Mother Roadと呼ばれるだけあって、
route66はかってアメリカ経済・文化を支える1要素として
重要な役割を果たしていた。
西部開拓に寄与しただけでなく、
route66をテーマにした映画、音楽、小説、アートなどにもよく登場し、
親しまれている。
 その中でスタインベックの小説「怒りの葡萄」は
1940年にジョン・フォード監督によって映画化され、
第13回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネートされ、
監督賞と助演女優賞(ダーウェル)の2部門に輝いた。

貧しい小作農の一家が西へ西へと仕事を求めていく過程で起こる色々な問題を描いたストーリーで、
その西へ向かう道がroute66。
希望を抱きながら西部へと向かう車が延々と続くroute66の全盛期の状況が良くわかる。
  
随分前に見た時は、
頭に描いていた豊かで楽しく美しく明るい憧れのアメリカだったのに、
西部開拓時代の農民たちの暗い惨めなの部分を見せられて
結構ショックを受けたけれど、
今回はroute66を走るための資料としてみたので、
route66の役割、route66全盛期の様子などに気が行って、又違った見方が出来た。
 Route66が一番登場する映画だと思う。
ぜひご覧いただきたい。
ストーリーも良いし、主演はヘンリー・フォンダ。
ジュード一家を支える若くてきらきらした希望に燃える長男役を見事に演じている。