Cadillac Ranch

今日の朝日新聞の第1面の真ん中に「Cadillac Ranch」の写真が。
どうして？と思って読んでみると、トップ記事はGMの経営破綻。
そのGMが作っていたアメリカの反映の象徴である高級車Cadillac。
一時はアメリカだけでなく、海外においても憧れの車、
高級車の代名詞ともなっていた。それが今や終わりを告げたのだった。

そのアメリカの夢と60年代の反映の象徴でもあるRoute66を重ね合わせ、
テキサス州のRoute66沿いにあるCadillac Ranchの写真が載せられていたのだった。
見出しは”繁栄の碑、いまや「墓場」“。
　
Cadillac Ranch はテキサス州のRoute66沿いにある。
キャデラック10台が斜めに地面に半分つき刺さったような形で並んでいるアート作品。
行ったことはないけれど有名で、Route66の旅行記のテキサスの所では必ず出てくる。
1974年に地元の富豪スタンレー・マーシュが資金提供して
「車文明の記念碑のような作品を」、とアーテイストに依頼して作られた作品。

GMの破綻は繁栄したアメリカの車社会の歴史の終焉を告げるようだけれど、
私にとってRoute66は繁栄期を再びよみがえらせてくれる道。
寂しい悲しいGM破綻の紙面のはずが、
新聞の3面にはRoute66がアメリカの車社会の繁栄と重ねての記事も掲載されており、
私にとっては写真付きでRoute66をグッドタイミングで紹介してくれたようで、
うれしい記事だった。