技法・体感・体解・体得

開祖直弟子である師匠の末席末端弟子が技法を伝承・継承すべく
研究、研鑽、修行中の個人見解ブログ

送小手(2)

2009年05月29日 | 柔法
送小手に限らず指導で説明する際に
重要なポイントで止めて説明・・・
(これはこれで悪くはないのですが)
見ている級拳士の人には、その部分の印象が
残像になり一時そこで止まって掛けようとする。

そんな現象が一番この送小手には
現れているように思います。

映像でも先生も大切な箇所を重視して解説
それが恰もイコール掛け方だと言うように
級拳士などは思えてしまう。

一端
肩の高さで止めているのは
相手の親指の攻める方向を指し示しているだけで
止まると言う事ではないわけです。
有段者であれば無論これは当然の事でしょうが
級拳士はそうは思わない節があり
下手をすると有段者でも初ニ段クラスですと
やはり一時的に止まってから・・・なんて事も。

(送小手②)<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=7hxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyos57NOnVUY3bkhIE86PJdlFQs&logoFlg=Y"></script>


止まっての解説は親指の攻める方向や
その際の自分の体勢を解説しているわけで
実際には流れの中での話で止まる事自体
本来は有り得ないわけです。

手首や肘を痛め易いS字系や捕系天秤系は
充分な注意や配慮が必要ですが
それでも捕る体勢までは出来るだけ
早く形を取り(作り)後は
形に沿うようにしてハーフスピード掛けるように。

基本的に手首が廻る方向は
多少は早い動作で技を掛けても
S字系等などよりは手首等の痛めは
少ないと思うので早い動作で
掛けられるようにすべきだと思います。

勿論、程度問題がありますが・・・(笑)

(送小手③)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=2cxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyos07NOnVUY3bkckfbXSH/lFQs&logoFlg=Y"></script>

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巻抜(2)と送小手(1)

2009年05月26日 | 柔法
小手抜⇒逆小手、巻抜⇒送小手
押抜⇒小手巻返、二段抜⇒押小手
切返抜⇒切小手・・・

「龍王拳は龍華拳の母技だexclamation2
なんて、抜き技を併用しながら・・・
こんな事は・・・
もう言われなくても既に有段者なら
周知の事実で分かり切っている筈。。。

所が
どうも見ていると根底に
それがないように感じる場面に遭遇します。

その昔
「●●しながら○○をする」
流れ族なんて云うのが流行りましたが
正に抜きながらであり完全に抜いて
しまうのではなく、しながら・・・

なんですよね~龍華拳は。

ですから
送小手は巻抜をしながら・・・なんです。

でも所が
これを最近は別に考えている節が
多いように感じるわけです。

寄抜の形から送小手を掛けるなんて言ったら
そりゃ、もう滅茶苦茶な掛け方になってます。

何も相手が抵抗しないから相手の腕も動く?
上がる?だけの事で実際には
そのような事をしょうとしたら
必ず動かされないように抵抗する筈です。

そこで(だから)巻抜の登場と言う事に。

(巻抜②と送小手①)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=0axcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosy7NOnVUY3bkiqfAT3jblFQs&logoFlg=Y"></script>


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(再)巻抜

2009年05月23日 | 柔法
もう
この巻抜については過去に
何度も題材に取り上げましたので
今更とも言うべきですが
撮影角度が少しでも相違すれば
また違ったものが?
見えて来るのではないかと思いアップしました。

(巻抜)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=6gxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyos47NOnVUY3bkbiEYR0lYlFQs&logoFlg=Y"></script>


以前から指摘しているように
巻抜と言われたからと言って
いきなり外へ手首を廻して
鉤手守法になるのではないと言う事です。

本当に
これ、この体勢をする拳士を
最近は多く見掛けます。

まぁ確かに掴んでいきなり押し込まれる事も
ないとは言えませんが、では何の為の鉤手守法?
ってな事も言えるわけで巻抜と言われると
攻撃方法が分かっているから先に外側へ出て
守法をしている・・・

寧ろ寄抜をしょうとしたが
それをさせまいと相手は突っ張って来た
または押し込んで来た・・・
そんな時は巻抜なわけで最初から外側へ出て
鉤手守法をするなんて相手の攻撃が
分かっているから出来る事で実際は違うと思います。

また先生も「本当は巻抜なんて要らないんだ。」
この裏には鉤手守法をしっかりせいや!と言う事が
あるわけで、では何故?巻抜なのか?
それは次の送小手を掛ける為にと言えます。

これも既に過去に述べた事ですが・・・

でも最近は六段クラスの高段者でも
巻抜と言われると相手が
まだ何も仕掛けていないのに
わざわざ自ら外側に出て鉤手守法をして
これまたわざわざ抜きずらい巻抜をしている・・・

攻者は攻者で押し込んだまでは良しとしても
そのままじっとただ待っている。。。

第一
指がしっかり相手の手首に巻き付かないうちは
力も入らない筈で力なく押し込まれても
負けてしまうような鉤手守法で良いのでしょうか?

逆から言えば少々の力で押し込まれても
負けないような鉤手守法が出来る事が
正規正統ではないか?と言えるのですが

如何でしょうか?

でも最近は上記のような巻抜が
主流になり
当たり前になり
それで良いとされている傾向を何となく感じます。

多くの拳士がそのようにしていれば
それが当たり前になるのは当たり前ですが
どうもそれは違うように思うのですが。。。
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虎倒二種

2009年05月21日 | 剛法
虎倒には二種がありますが
あと1つ下記の動画の状態から肘を上げ
足を引きながら手前に引き倒す方法も
習いましたので試して欲しいと思います。

(虎倒(1)①)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=DqxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosB7NOnVUY3bkbJDWR0JalFQs&logoFlg=Y"></script>


(虎倒(2)②)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=W9xcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosU7NOnVUY3bkilg/T3HVlFQs&logoFlg=Y"></script>


これは本当に足首が痛い・・・です。
お互いに練習をする際は
足首を痛めないように
配慮して欲しいと思います。

(虎倒(2)③)注意点
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=xXxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosv7NOnVUY3bkhnDd6Pl_lFQs&logoFlg=Y"></script>


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伏虎立

2009年05月19日 | 基本諸法
(伏虎立①)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=GtxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosE7NOnVUY3bkcLgZXSj9lFQs&logoFlg=Y"></script>


こちらに訪問されている方々は
もう既に御存知だとは思いますが
支えになる側の手の置き方は
二種類になります。

通常の場合には
指先が外側へ向くように
逃げるような場合には
(後受身などをして)
指先は内側に向くように置きます。

(伏虎立②)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=lLxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosj7NOnVUY3bkfnacYSm/lFQs&logoFlg=Y"></script>


(伏虎立③)
<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://f.flvmaker.com/mcj2.php?id=qQxcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyoso7NOnVUY3bkCLB97PgdlFQs&logoFlg=Y"></script>


ここ最近
紹介している内容は殆ど
基本的な事なのですが
案外?知られていない?
指導がされていない?感じを受けます。

練習会や昇格試験などで拝見すると
正に指導されていない、初めて聞いた
なんて拳士も多いようです。

先人である諸先生方が試行錯誤して
創り上げて来た技法の意味が
薄らいでいる証拠とも言えます。

無論、新しく作り出す
或いは
作り上げる事も大切ですが
先人が伝える技法を正しく残さなければ
元は何だったのか?分からない状態に
後進は迷う事になってしまうでしょう。

自分らしさも確かに必要ですが・・・。

伏虎立に関しても
このような(映像のような)指導を
受けたでしょうか?

指導された事があっても後進には
指導していなかった指導を忘れている・・・

反省しなければならないと
自戒を込めて思います。
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