
本日はエリザベス女王杯。今でこそ牝馬古馬混合のレースとして定着しているけれど、このレースは秋華賞ができるまでは3歳牝馬の3冠目の位置付けだった。古馬混合戦に変わったのは1996年。なんだかその変更は最近とは言わないまでも25年以上前だったというのは感覚的にはそんなに昔だったのかなぁという感じ。
という事は二度あることはサンドピアリスが20番人気で勝ったレース(1989年)とか、ベガはベガでもホクトベガ(1993年)とか、ヒシアマゾン(1994年)なんかは、3歳戦(旧表記で4歳)だったわけだ。古馬混合戦になった1996年の勝ち馬はダンスパートナーだった。そうかクイーンスプマンテとテイエムプリキュアのバカ逃げ(2009年)なんてそんなスパンで見たらまだ最近の部類に入れてもいいくらいだな。
さて今年のエリザベス女王杯。秋華賞のワンツーが出走。古馬は一昨年の3冠牝馬、ステップレースの府中牝馬Sやオールカマーの上位馬が揃って、さらにスノーフェアリー以来の外国馬(愛オークス馬)の参戦もありこれは難解な1戦だ。
何かのフィルターをかけないとこれは絞れない。近年は3歳馬も馬券に絡んではいるし、天皇賞の流れからも3歳馬は強いという方向性もありかとも思うが、ここは逆張り的にやはり歴戦の古馬が強いんだというベクトルを第一優先としたい。阪神の内回り2200は宝塚記念のコース。ロングスパートでいい脚を長く使えないと勝てないタフなコース。一瞬の切れ味というよりスタミナや粘り腰のあるそんな血統背景で古馬優先なら・・・・
◎7イズジョーノキセキ
昨年の当レースは条件馬の身で12番人気で5着。5着と言っても2着のステラリアからクビクビハナ差でレイパパレやアカイトリノムスメに先着。その後条件戦を卒業するのに時間がかかったけれど勝ち上がり後の府中牝馬Sでソダシを差し切り。エピファ産駒早熟説というものがあるけれど、当馬はここへきてやっと完全本格化した印象。鞍上変更もルメールならマイナスにはならないだろう。
〇8アンドヴァラナウト
祖母がエアグルーヴで近親の2冠馬ドゥラメンテとほぼ同血のポテンシャルあふれた配合。切れ味は劣るけれど粘り腰のある血統背景からはこのコースは最適とみる。ローズS以後勝ち切れてはいないものの、重賞で経験を積んで成長しての臨戦過程。阪神コース【1-3-1-0】のコース適正も後押し。距離は持つはず。
▲18ジェラルディーナ
ジェンティルドンナ産駒で条件戦の頃から注視していた馬。昇級後も常に目は引いていたのですが、どうにも馬券的には噛み合わなかった馬。ただ当馬も◎〇と同様ここへきて完全に素質開花した印象で◎〇の逆転もありの単穴評価。
△14アカイイト
昨年の勝ち馬。近年だけでもモズカッチャン、クロコスミア、ラッキーライラック、ラヴズオンリーユーなど当レースはリピート馬が連続して馬券に絡んでくる。条件が嵌ると強い馬という印象で、馬場悪化でこのコースならもう1回はあるかもしれない。上位評価の馬の勢いはないものの馬券内に突っ込まれ、ああやっぱり去年の勝ち馬は強かったという結果もありかと思いヒモで目は引いておきたい。
×3ピンハイ
3歳馬からは秋華賞ワンツーではなくこの馬を。桜花賞は5着ながらも勝ち馬からコンマ1秒差。オークスは4着で3着馬からコンマ1秒差。前走の条件戦は3歳牝馬の斤量メリットはあったものの完勝。ミッキーアイル産駒とは言えオークスの着差なら距離がダメとは言えないだろう。最も意外性があるのがこの馬。
◎の1頭軸3連単マルチ。▲から3連複流し。ふと気が付くと◎〇はまた4枠か。じゃ枠連4‐4を少々。
デアリングタクト完全無視でいいのかどうか考えていたらもう時間切れ。昨日も一昨日も一昨昨日も仕事で休みなし。今日も行ってきます。