庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

冷え込み

2007-03-07 19:40:00 | 大空
ずいぶん冷え込んだ。1500mの気温がマイナス10℃の予報になっていたから、こりゃ大変だぁ・・・と思っていたら、今日はほとんど真冬の寒さだ。まだ西風が強く上空にはきれいなクラウドストリート(雲の道)ができている。

こないだの日曜日は初夏のような暑さで、だいぶ元の色に戻っていた顔が2時間ほどのグランハン(地上練習)であっという間に日焼けして再び漁師の顔になった。このまま春になって夏が来たら、猛暑や水不足で大変な年になるな・・・と話していたところなので幾分ホッとしてはいるが、やはりオープンコクピットには寒さがこたえる。

せっかく空いた時間だ。TVのスタッフと撮影地点の下見に廻ることにした。この瀬戸内に面した小さな街には史跡旧跡が多く、縄文遺跡や古戦場跡など、忙しく変化の激しい現代の隠れた随所に、遠い過去に確かに存在していた人々の歴史がひっそりと保たれている。ちょっとした遠足のような楽しい史跡めぐりだった。

道々、縄文遺跡や貝塚から縄文海進の話になり、地球温暖化から大気の組成の話に進み、温暖化の原因とされている二酸化炭素の分圧がたかだか0.0数%で、その中の更に数%の変化が海面上昇など地球生物の生息環境に決定的な影響を及ぼすこと。78%の窒素と21パーセントの酸素の分圧が、ほんの数%変わるだけで、あらゆる森林が火炎に包まれるか、二度と回復しないであろう氷河時代になるということ。自然環境は、それくらい微妙なバランスで絶妙に保持されていること・・・などのお話をした。

ところで、たぶんこの寒さでプリンタのインクジェットの噴出孔が固まったのだろう、大事な書類をプリントアウトしようとしたら、全く色が出ない。ちょっと焦りながらヘッドクリーニングをしたのだが、マゼンタ(赤)だけはまだきれいに出てくれない。
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