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庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

メ[ラーカーブ2

2006-02-06 22:03:51 | 飛行理論
スペックリストの見方の復習にもなるので、このメ[ラーカーブと照らし合わせながら、エデン2(28)のスペックを少し見ておきましょう。

(スペックサイト)http://www.para2000.org/wings/macpara/eden2.html

まず、翼面加重が3,3 kg/㎡、これにフラット(地面に広げた状態)での翼面積28,4㎡ をかけると総重量約94kg(適正加重85-105 kgのほぼ中間) が出ます。これはちょうど中さんの体重に装備を加えたぐらいになるだろうから、このメーカースペックが(正しいとすると)そのまま使えます。パイロット標準体重77kgはパラの場合ですが、これにハーネスとグライダーの重さを加えても同じぐらいになる。

アスペクト比(フラット5,3 投影4,8)は 飛行性能や操縦性に大きな影響を与えます。求め方は「スパン(翼幅)の2乗÷翼面積」で覚えておいて下さい。

この条件で、最小速度(失速速度)23 km/h、フルグライドが 37km/h、フルアクセルで 47km/h 。最小沈下は1,1 m/s 、最良滑空速度は 36 km/hでその時の沈下速度は 1,3 m/s・・・グラフ上の位置が確認できましたか? 多少ずれてますが、このメ[ラーはメーカーのデータに基づいておよそ正しく描かれていることが分かります。

今回のグラフはアップウィンド・ダウンウィンドの場合の最良滑空点を求めるための接線の引き方・・・アップのときは接線の始点を原点から風速分だけ右に、ダウンのときは左にずらします。

向い風18kmでは39km辺り、追い風10kmでは34km辺りが最良滑空速度になっているのが分かるでしょうか。つまり、向い風では速めに、追い風では遅めに飛ぶと、滑空時はより遠くまで飛べ、動力飛行時は燃料が節約できるということになります。



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