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関西大学Aリーグ 第6節 試合の見どころ

2013年11月14日 | 大学リーグ
関西大学Aリーグ 第6節 試合の見どころ

11月16日(土) 西京極陸上競技技場
12:00K.O. 関西大学 vs 同志社大学  14:05K.O. 近畿大学 vs 立命館大学

☆ 関西大学 vs 同志社大学 ☆

開幕戦を勝利で飾ったものの、その後4連敗で苦しんでいる関西大学。復帰1年目ということもあり今が我慢のしどころ。ここ3試合は、後半に崩れていたが前節の大阪体育大学戦では、後半だけをみるとリードを奪ったということで、畑中バイスキャプテンを中心に諦めないで戦う姿勢を示した。一方の同志社大学は前節、久しぶりに好調同士でぶつかった往年のライバル京都産業大学を退け、2年ぶりとなる大学選手権出場を決めた。今年はディフェンスが安定しているので不安材料が少ないチームに仕上がりつつある。アタック面においては、No,8西林の復帰でFWに芯が通り、全体的な得点力アップに繋がっている。今日のゲームは、関西大学が思い切りの良いプレーで同志社大学を慌てさせるか、それとも同志社大学が盤石のゲーム運びを見せるかに注目したい。

☆ 近畿大学 vs 立命館大学 ☆

ここまで5連敗の近畿大学だが、前節の天理大学戦ではディフェンスが安定し、勝利まで後一歩の戦いぶりを示した。キャプテン小林を始めとして前に出れるランナーを配し、走力あるバックスリーが仕掛けるカウンターアタックも相手に脅威を与えているだけに、あとは何とか勝ち星に恵まれたい。一方の立命館大学は、前節の関西学院大戦で躓き初黒星。全勝は逃したものの、残り2試合に勝てば優勝が決まるところまで来た。今年は攻守にバランスの取れた良いチームなので、大きく崩れる事はなさそうだ。今日の一戦は、近畿大学が前節同様粘り強く戦えるかが鍵になるであろう。
とにかく勝利が欲しい近畿大学と、優勝して関東勢に挑戦するためにも負けてはいられない立命館大学との熱い戦いを期待したい。

関西大学ラグビーリーグ委員 小松節夫



11月16日(土) 近鉄花園ラグビー場Ⅰ
12:00 K.O. 京都産業大学 vs 大阪体育大学  14:00 K.O. 関西学院大学 vs 天理大学

☆ 京都産業大学 vs 大阪体育大学 ☆

今期、堅いディフェンス力で躍進してきた京都産業大学だが、前節は大量失点で2敗目を喫した。けが人の影響もあるが、看板の強力FWがセットプレーやモールで機能出来なかった事が大きい。FWが安定すれば決定力のある山下、森田らがいるだけに、持ち前の粘りのある試合を期待したい。一方の大阪体育大学は、連敗後の連勝で勝ち星をリードして終盤を迎える。SO三瀬が復活し、ゲームコントロール力は安定している。持ち前の大型FWが敵陣でモールドライブやラックサイドを攻撃する力は脅威である。伝統のこの1戦は、大学選手権出場を決定する大事な試合であり、鍵は当然FW対決になるだろう。

☆ 関西学院大学 vs 天理大学 ☆

前節、後半30分まで一方的な展開とし、終盤に追い上げられたが全勝の立命館大に競り勝った関西学院大学は、1戦ごとにチームの成長を感じさせる。NO8徳永を中心としたFWは、派手さはないが機動力のある動きを見せ、スピードのあるBK陣は、主将の畑中ら決定力のある選手が並ぶ。一方の天理大学は、前節の近畿大戦では終盤激しく攻められるも、規律のあるディフェンス力で守り抜いた。黒星が先行しているが、確実にチーム力は向上してきており、シーズン終盤の巻き返しに期待したい。大学選手権出場を決めたい関西学院大と最終戦まで望みを繋げたい天理大との1戦は激しい試合となるだろう。

関西大学ラグビーリーグ委員 中尾晃


勝敗表