第19回 全国ジュニア大会結果

第１９回 全国ジュニア大会結果
平成２５年１２月２９日(日)・３１日(日)
近鉄花園ラグビー場・東大阪多目的球技広場

【第１ブロック】
優　勝　福岡県選抜
準優勝　大阪府中学校選抜
第３位　神奈川県中学校選抜、長崎県選抜

【第２ブロック】
優　勝　京都府中学校選抜
準優勝　茨城県中学校選抜
第３位　群馬県スクール選抜

第19回 全国ジュニア大会（大会第１日目結果）

第19回 全国ジュニア大会（大会第１日目結果）

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女子三地域対抗試合「関西代表 vs 関東代表」マッチレポート

女子三地域対抗試合「関西代表 vs 関東代表」 マッチレポート

２０１３.１２.２１　瑞穂ラグビー場

１年前、秩父宮での三地域対抗戦では、７人制代表選手をBKに揃えた関東代表に対し、防戦一方だった関西代表。タックルはよく止めた、と言っても、結果は関西の大敗だった。

今年の三地域対抗戦は、７人制代表選手が対象外となったため、関東代表は若手選手が多くなった。対する関西代表も、関西代表候補選手の練習機会を増やし、合同ウェイトトレーニングなどを導入しFWの機動力に期待する。

　１２時キックオフ。関西代表の出だしが良い。動きが軽くボールを動かしていく。関東代表は、そんな関西の様子見ながら、冷静にボールを確保しにくる。前半6分、攻めていながらの関西のオフサイド、関東ボールで中央付近からモールで仕掛けられ左へ、１２番（神村）が持ちだして左中間へトライ。ゴールは不成功（関西代表 ０－５ 関東代表）。そのすぐ後、関西FWが巻き返しを図る。前半１０分、ゴール前中央へ攻め入り、ラックから右へ持ちだし、２番（齋藤）から４番（加藤）へボールが渡りトライ。ゴールは不成功（関西代表 ５－５ 関東代表）。　関西のFWのギアが切り替わったように動き出す。関東も関西のオフサイドからマイボールを展開するも、抜けきれない。スクラムでは圧倒的に優位に立った関西。関東のオフサイドで関西はスクラムを選択。スクラムを起点に持ちだすが、惜しいところでオフサイドをとられる。前半２１分、２２ｍ付近、関東ボールのスクラムから、関東１０番（鈴木）のキックを関西７番（常盤）がチャージ。関西７番（常盤）から２番（齋藤）へつなげトライ。ゴールは不成功（関西代表 １０－５ 関東代表）。関西のFWの動きが非常に良い。関東はタックルでよくとめているが、自分たちのゲームをさせてもらえない感あり、それでもバラバラにならない辛抱強さが見える。前半３６分、関西のFWが縦に攻め、ゴール前のラックで関東がオフサイド。関西８番（岡田）がそのまま持ち込んでトライ。ゴール成功しそのまま前半終了。（関西代表 １７－５ 関東代表）。

後半、関東代表は完全に切り換えてきた。集中力を発揮してマイボールを増やしオープンへの展開を図る。第２センターあたりで内へ切り込んでくる分、関東は抜け切れず、また、関西代表はマイボールにし、攻められた分の地域を取り戻すためにキックを使うが、そのあとの関東ボールに悩まされ、後半の関西マイボール率は非常に低いものとなった。
後半２５分が経過して、ようやくゲームが動いた。この時間帯、両チームともFWに疲労が見えてくるが、若手選手起用の関東代表は疲労が少ないように見える。そんな中、関東が敵陣へ深く攻め込んだ。ラックから関東１０番（鈴木）が持ちだし、関西のディフェンスを切り抜けトライ。ゴール成功（関西代表 １７－１２ 関東代表）。
その後は、両チームとも譲らないゲーム運びとなる。ゲームも終了近い後半３８分、関東１０番（鈴木）が押し込んでトライ。ゴールは不成功（関西代表 １７－１７ 関東代表）。試合終了まで残り１分を切る。関西ボールでFWが縦に大きく攻める。関東もタックルで応戦。ゴール前でのラック、関西の執念が上回った形で、関西２番（齋藤）がすっと抜けてトライ。ゴールは不成功(関西代表 ２２－１７ 関東代表）でノーサイド。時に長く、時に短く感じた４０分ハーフだった。
女子ラグビーワールドカップ予選を挟んだ三地域対抗戦へ向けての1年だった。関東代表、関西代表いずれもが日本代表に選手を送り出し、三地域代表の中核となる日本代表経験者達は、個々の気持ちの置き場所、チームの中でのモチベーションの維持に苦労があったことと思う。「勝つ」ことの大切さを実感させられたゲーム、「勝つ」ことの大変さを思い知らされた１年だった。関東代表は、若手選手起用するという選択で気持ち新たに、この三地域対抗戦に臨んだことだろう。一方の関西代表は、代表経験者と若手選手とを繋いだ新キャプテン大島の存在は大きい。本人自身、満身創痍ながら最後の最後まであきらめない強さと、選手一人一人に声をかける心配りを忘れなかった。関西代表は、今日の一勝で、ようやくスタートラインが見えたのかもしれない。

（番外）
ゲーム終了後、瑞穂のグラウンドキーパーの方に声をかけられた。「いやあ、清々しい、美しい女子ラグビーだった。良いゲームを有難う！」ラグビーの縁の下の力持ちから聞けたこの言葉・・・「有難うございました！」深々と頭を下げた。

（記事：藤田有紀子）

（撮影：清水良枝）

 

 

 

 

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第１回 関西女子ラグビー セブンズサーキット マッチレポート

第１回 関西女子ラグビー セブンズサーキット マッチレポート

関西女子ラグビーの強化ならびに２０１６年リオ・オリンピックの正式種目となる「セブンズラグビー」の知名度アップを目的として、有望プレーヤーを3チーム（エトワール【星】、スペランツァ【希望】、ソレイユ【太陽】）に分け、ジャパンラグビートップリーグの前座試合として１２/１５@ノエビア神戸と１/１１@瑞穂にて「関西女子ラグビー セブンズサーキット」を開催します。今回は１２月１５日ノエビアスタジアム神戸での第１戦をレポートします。

第１ゲーム　エトワール(ピンク)　５－１２　スペランツァ(イエロー)

積極的にボールを動かしていく意図が強くみられるエトワールに対し、スペランツァは鋭いタックルで応戦、一進一退の攻防が続く中、3分スペランツァボールのスクラムから22m中央付近でラックになり、スペランツァ⑦が持ちだしてT。（G不成功0-5）　5分エトワール10ｍ中央付近ラックから左へ展開、エトワール⑦がT（G不成功5-5）。8分エトワール陣10ｍ付近でスペランツァのターンオーバーから、そのまま左へ展開、スペランツァ⑤がT。（G成功5-12）。※エトワール１勝　スペランツァ１敗

第２ゲーム　エトワール(ピンク)　１２－７　ソレイユ(ブルー)

なかなかボールが手に着かず、両チームが大きな展開に持ち込めない中、2分ソレイユ陣ゴール5ｍ前付近のラックから右へ展開しエトワール②がT。（G成功7-0）。4分10ｍ付近左ラックからソレイユ⑤が持ちだし、左へ⑦→⑧とつないで⑧が中央にT。（G成功7-7）。一進一退が続く中、終了間際ソレイユが自陣22ｍ付近から左へ積極的に展開するが、ターンオーバーされ、エトワール⑤が抜けだしT。（G不成功12-7）。※エトワール２勝　ソレイユ１敗

第３ゲーム　スペランツァ(イエロー)　１０－５　ソレイユ(ブルー)

試合開始早々ソレイユのキックオフからスペランツァが左へ展開を仕掛けたところにソレイユ④がインターセプトし、そのままT（G不成功0-5）。3分　22mラックから左展開、スペランツァ⑤が左中間にT。（G不成功5-5）。終了間際ソレイユ22m陣からラック、右展開からスペランツァ⑦が抜け出しT（G不成功10-5）。※スペランツァ１勝１敗　ソレイユ２敗

第1戦結果 : 1位 エトワール、2位 スペランツァ、3位 ソレイユ

今回は15人制関西代表メンバーを3チームに分け、7人制ゲームの均衡化を目的として、サーキットとした初めての試みでした。7人制・15人制代表を経験しているメンバーに、普及部門のゲーム経験が殆どない選手を加えてのサーキットとなりましたが、経験の少ない選手の活躍が観られ、今後の関西女子の発展につながる糧となったことは間違いありません。今後も、女子ラグビーの活動が、少しでも多くの方々に観ていただけるよう、努力を重ねて参りたいと思います。

（文責：藤田有紀子）　

（撮影：週刊ひがしおおさか）