歌うKANOKO

クリスタルボイス
Singer 野村佳乃子のひとりごと

縁のある人

2009-09-28 | Weblog
『有縁千里来相會』『無縁対面不相識』
ということわざがなぜか好きである。。

初めて友人が教えてくれたとき
不思議に胸を打たれ
何度も訊き返してしまった

縁のある人は千里の道を越えてでも会いに来る

縁のない人はたとえ顔を合わせても知り合いになることはない・・

な、な、な
にゃるほど~。。。

初めて会ったのに
なぜか
昔から知っているような気持ちになる人…という出会いが時々ある。
自然な流れで親しくなっていく…

会う方法など思いつかないのだけれど
いつかきっと会う…そんな気がする…という人もいるし

会いたくて会いたくて仕方ない!という憧れを無性に持ってしまい
なんとしてでも自分で縁を求めて出かけていく・・という場合もある

大好きなんだけど
たぶん一度も会うことはないだろうなあ…という憧れの人というのもいるし…


まあ
いろいろですよね


人の縁というのは天の采配によるものとしか思えない

だから
人知を超えた世界なのだけれど…

明らかに良縁と感じる時と
善し悪しの判断は私には出来ない(してはいけない)と思うけれど
天が私になにか試練を与えているとしか思えない
惑いを感じるような縁もある 

せっかく知り合いになったなら大切にしたい…と思うのだけれど

どうも苦手でござる。。

いつも困る事ばかり連絡してくる人でおじゃる。。

なあんて
自分の都合とことごとくすれ違うタイミングの人。。という場合もあったりする

好き嫌いの問題ではなく。。。


その縁が深いのか浅いのかは
時間が経ってみないとわからないことも多い

それでも
縁がある、ナシということは
確かに存在していると感じざるを得ない。


なんでそんなこと改まって書いているかというと
ちょっとだけ不思議なコトがあった。

昨日は
最寄りの駅から電車に乗って出かけた

ホームで電車に乗る位置を決めているわけじゃない

なんとなく…乗った

席には座れなかったけれど
余裕のある混み具合だったので
早速今夢中になっている文庫本を広げて読書を開始した

しばらくして気づくと斜め前に若い女性が立っているのが目に入った

20歳代だろうか
良く見ると
いやよく見なくても
一目で凄く可愛い顔をしていると思った。
抜けるように白い肌
大きな瞳
形の良い唇…
アイドルのように良くできた可愛い顔の造形だった

今まで
アキバ系とかアニメキャラの女の子の絵を見ても
現実離れしておる。
と思っていたけれど

その女の子はまるでアニメの美少女キャラがそのまま生身になったみたいに
かわいかった

ジロジロ見てはいかんのう・・と思うのだが
美しいものが好物の私
何度かチラ見してしまった

彼女はマニッシュないでたちで
リクルート用のような簡素なA4サイズの黒いカバンを提げていた
その様子からはアイドルとか芸能人じゃなさそうだ

本人の天与の美しさに対して
ファッションは地味過ぎるほど主張の無いものに感じられた
それでも
小柄な身体に
薄いピンクとホワイトの胸元にギャザーを寄せたデザインの
ストライプのシャツブラウスを纏い
グレーのパンツと組み合わせていて控え目に女らしさも漂わせていた
そういうのが彼女の趣味なのか
仕事上、堅い格好をしなくてはならないのか私にはわからんかったけれど

って
まあ
そんなわけで
そのあと私は電車を乗り換え
目的地へ向かい、何か所も都内を動き回り
夜遅くなって赤坂駅から電車に乗ったのだった

別に 
帰る時間を決めていたわけじゃない

なんとなくその時間になったのだ

そしてまたなんとなく電車に乗ったのだ

ふと気付くと斜め前に
昼間見た美少女が立っていた

へえ
こんな偶然あるんだ…

と思い
なぜか彼女に気づかれるのが恥ずかしくなってしまった

なんで私が恥ずかしがらなくてはならんのだ??

しかし
なんとなく
目が合うのが気まずいような気がしてしまった

なんでまた同じ車両に乗ることになってしまったのか
意味がわからなかったから動揺してしまった
勝手に動揺している私の心を彼女に知られたくなかった

っていうか
彼女が私を覚えているかどうかもわからないのに。

たぶん
こんな風にまた同じ電車に乗り合わせることは無いだろうし
彼女と私に今後何か接点があるとは思えない

たまたま同じ時刻同じ電車の同じ車両に乗り合わせた…というだけの縁だろう


電車でバッタリ懐かしい知人に会う

ということは
今まで何度も経験している

そのたびに思いがけなくて吃驚!はするのだけれど
とてもうれしくて
「やっぱり私たち縁があるのですね!」って気持ちになり
非常に納得。するのです

しかし
意味が分からない縁というのが一番???になってしまう。


感じたのは

おそらく
こんなことは今までいくらでも起きているのかもしれない。
たまたま
彼女が人並み外れて美しくて印象的だったから意識に上っただけのことなのだろう

そして

やはり人の縁というのは
どこでどのように繋がっていて
繋がっていくのかわからないからこの世はたとえようもなく面白く
そしておそろしい…と思ったのだった

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