歌うKANOKO

クリスタルボイス
Singer 野村佳乃子のひとりごと

歌は愛

2006-01-08 | Weblog
昨日は広尾・音の広場に出演でした。
本調子ではない感じがしましたが、丁寧に心をこめて歌うようつとめました。
ピアニストの山本さんもお風邪で具合が悪そうでした。でもさすが!演奏はバッチリ。
ワタクシもがんばりまスた。無事に4ステージをこなしました。

ステージ後半、アメリカ人の老夫婦がじっと聴き入ってくれていました。
(場所柄お客様の国際色も豊かなのです)
終了後、そのご夫婦が「とても良かった!」と喜んでわざわざ握手をしにきてくれました。
ご主人が私に
「あなたはアメリカへ行っていたんですか?」とお聴きになるので
「住んだことはありません。旅行でしか行ってないんです。」とお答えすると
「あなたが歌ったものはすべて私たちが好きな歌ばかりでした。
じゃあ、レコードを聴いて勉強したんですか?」
「はい、そうです」
「へえ…!とてもきれいな発音でしたよ。
あなたがさっき歌った歌は私が幼い頃からずっと聴いて育ちました。
年を取っても聴いていますけれどね。」と仰っていました。
アメリカ人を前に歌う時は「大変なものを仕事に選んでしまったわい」と
我に返ってしまうのですが、とりあえず楽しんでいただけたようでヨカッタです。。
歌にとって一等大切なものは「愛」のパワーだと思うし、
バックグラウンドの違いや文化の壁はあっても、
私自身のスタンダードナンバーに対する思慕は比べたり計れるものではないから!と自信を持つように心がけています。。というか自分の気持ちを奮い立たせないと恐ろしくて歌えなくなってしまう。
幸か不幸かアメリカに生まれなかったんでスからこちとら心で歌うしかないス。

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