富山県小矢部市にある会社で、2008年4月より高速路線バスを運行しています。
とは言え、その高速路線はその開設時から現在まで東海北陸道を完走する名古屋便のみ4往復となっています。
この路線にはきときとライナーの愛称が付き、この路線の新鮮さもアピールしているようです。
このきときとライナー、後発で開設された大手電鉄会社(バス部門)の路線に比べ、知名度、バス停、また富山側発着点などから不利な状況であり、個人的には一時期は消滅?とも思えたのですが、運行本数の変更(片道4→3→4)、路線の延長、経路変更、区間廃止など試行錯誤を経て現在の形態に落ち着いているようです。
(現在は、すべてイオン高岡南口~名古屋駅前の運行)
さて今回の乗車目的は、20数年お世話になっている職場の方が、4月から高岡に転勤になると言うことでの露払いを勝手に行うことを兼ね、初めてのきときとライナーを体験、帰路に選択した名鉄バス富山→名古屋との比較を行うためです。
名古屋発8:30の便に乗車します。バスは8:20名古屋空港行の出発後にバス停に横付けされます。
乗り場はミッドランドスクェアの前、名鉄名古屋駅前の横断歩道を渡ってすぐの名古屋空港行きのバス停と共用です。
場所的には名鉄バスセンターよりも分かりやすく、市バス、地下鉄、JR、近鉄、名鉄のどれを使っても容易に辿り着ける場所ではないでしょうか。
車両は路線開設時に4台導入されたガーラの組、登録番号はすべて758(なごや)で、路線開設時にはその意気込みが伝わってきたものでした。
バス到着後、そこら辺りにいた方々が集まって来ました。
予約は前日にイルカ交通へ電話しその際、「支払いは乗車時に現金で」と言うことで、皆さんも現金を握りしめて順番待ちです。
それでもつり銭の方がいないのか乗車はスムーズで、私も4,500円を手渡し車内に入ります。
本日の乗客は11名、名古屋発のこの時間としてはまあまあの入りと感じます。
定刻8:30に出発、すぐの名古屋高速名駅ランプから高速に入り、一宮JCTから東海北陸道を完走し、小矢部東IC口~砺波駅南口~高岡駅南口~イオンモール高岡南口と走ります。
先ずは車内の様子から
この車両は、エコノミーシート26席、スーパーシート(+1,000円)7席、最後部にパウダールームが設置されており、ALPICOグループのSクラスシート設定車両と同じ配置となっています。
床は木目調、シート色はスーパーは青、エコノミーは白とセンスの良さが見てとれます。
私の座席はスーパーシート1A最前列です。
この車両はドアとの仕切りも低く、サービスBOXが簡素なので前面眺望も抜群、サイドの大きな窓と相まって景色を楽しむには最高の座席です。
ただ、こちら側はとなりに「1B」席があるので、混雑時には運転席後ろの独立席「1C」でしょうね。
その座席は、幅広座席、シクライニング角度増、可動式枕、レッグレスト、オットマン、ブランケット、スリッパなどエコノミーシートに対して付加されています。
座席の方はクッションが割と柔らかく感じましたが、まあまあのホールド感があり足元周りの広さもあってか1,000円の対価としては十分なものと感じました。
次に運行状況です
バスは一宮IC付近の渋滞に引っかかりましたが、途中ひるがの高原SAでの遅延は定刻+1分とほぼ問題なし。
雪の残るSAでは、トイレ行ったり、飲み物を調達、景色をカメラに納めたりと短い時間ながら行楽気分を味わい、バスは定刻10:15に出発です。
この後は白川郷、五箇山あたりの豪雪地帯をトンネルで簡単に抜けると砺波平野へ。
東海北陸道を完走し北陸道を交差した先の能越道小矢部東ICで高速道路を降り、近くの小矢部東IC口で停車です。ここで1名下車。
ここはパークアンドライドとなっており、小さいながらも待合室も完備されています。
バスはこののち一般道を走り砺波駅南口に向かいます。
周りはのどかな田畑が広がり、前方には山並みが迫るいかにも富山県といった風景が広がります。
小矢部東IC口から11分で砺波駅南口に到着、ここで2名の下車です。
ここからは国道156号線を走り県道57号線で城端線を越え、終点イオンモールの西側を進み、左手に北陸新幹線新高岡駅の工事を見つつ、バスは高岡駅南口に12:09到着。11分早着でした。
一般道区間のあの走りからすると、ある程度渋滞が加味されているダイヤでしょうから定刻といってもいいのでしょうね。
ここで2名を残して6名下車、名古屋に縁のある運転士さんに挨拶をし、バスは最終イオンモール高岡南口へ向け去って行きました。
乗車の感想としては、一宮付近以外はクルマの絶対数も少ないことから非常に快適なクルージングでしたね。車窓も雪景色の山並みは最高でした。
運転士さんのハンドル捌きはもちろん、車内放送も聞き取りやすいもので非常に好感が持てました。
ただこの東海北陸道は郡上八幡ICから福光ICにかけて季節渋滞が顕著で、おまけに豪雪地帯と言うこともあり、有事の際は定時運行出来ない状況が頻発するようです。
両地点の事業者で運行する大手電鉄会社担当便ならその対応も抜け目なく出来るでしょうが、富山県側にのみ運行拠点を有している路線ですので、そういった際の名古屋側の対応が気になります。一応名古屋側の予約センターが春日井にありますので、そこら辺りをうまく活用して有事の際の利用者対応を行って行くことが必要でしょうね。
また4月から名古屋~岐阜~高岡/氷見を運行する岐阜バス、加越能バスが2往復増発します。
その2往復は現在1往復のみの岐阜を経由しない名古屋~高岡/氷見の増発となり、所要時間、運賃を比較してもライバル関係にある路線の強化で、きときとライナーがどういった策をとるか興味が湧くところです。
高速路線バスとして更なる成長をしていって欲しいと思っています。
きときとライナー下車後、次の富山駅前13:20発の名古屋行高速バスに乗車するため、JR普通電車で富山駅まで移動します。
とは言え、その高速路線はその開設時から現在まで東海北陸道を完走する名古屋便のみ4往復となっています。
この路線にはきときとライナーの愛称が付き、この路線の新鮮さもアピールしているようです。
このきときとライナー、後発で開設された大手電鉄会社(バス部門)の路線に比べ、知名度、バス停、また富山側発着点などから不利な状況であり、個人的には一時期は消滅?とも思えたのですが、運行本数の変更(片道4→3→4)、路線の延長、経路変更、区間廃止など試行錯誤を経て現在の形態に落ち着いているようです。
(現在は、すべてイオン高岡南口~名古屋駅前の運行)
さて今回の乗車目的は、20数年お世話になっている職場の方が、4月から高岡に転勤になると言うことでの露払いを勝手に行うことを兼ね、初めてのきときとライナーを体験、帰路に選択した名鉄バス富山→名古屋との比較を行うためです。
名古屋発8:30の便に乗車します。バスは8:20名古屋空港行の出発後にバス停に横付けされます。
乗り場はミッドランドスクェアの前、名鉄名古屋駅前の横断歩道を渡ってすぐの名古屋空港行きのバス停と共用です。
場所的には名鉄バスセンターよりも分かりやすく、市バス、地下鉄、JR、近鉄、名鉄のどれを使っても容易に辿り着ける場所ではないでしょうか。
車両は路線開設時に4台導入されたガーラの組、登録番号はすべて758(なごや)で、路線開設時にはその意気込みが伝わってきたものでした。
バス到着後、そこら辺りにいた方々が集まって来ました。
予約は前日にイルカ交通へ電話しその際、「支払いは乗車時に現金で」と言うことで、皆さんも現金を握りしめて順番待ちです。
それでもつり銭の方がいないのか乗車はスムーズで、私も4,500円を手渡し車内に入ります。
本日の乗客は11名、名古屋発のこの時間としてはまあまあの入りと感じます。
定刻8:30に出発、すぐの名古屋高速名駅ランプから高速に入り、一宮JCTから東海北陸道を完走し、小矢部東IC口~砺波駅南口~高岡駅南口~イオンモール高岡南口と走ります。
先ずは車内の様子から
この車両は、エコノミーシート26席、スーパーシート(+1,000円)7席、最後部にパウダールームが設置されており、ALPICOグループのSクラスシート設定車両と同じ配置となっています。
床は木目調、シート色はスーパーは青、エコノミーは白とセンスの良さが見てとれます。
私の座席はスーパーシート1A最前列です。
この車両はドアとの仕切りも低く、サービスBOXが簡素なので前面眺望も抜群、サイドの大きな窓と相まって景色を楽しむには最高の座席です。
ただ、こちら側はとなりに「1B」席があるので、混雑時には運転席後ろの独立席「1C」でしょうね。
その座席は、幅広座席、シクライニング角度増、可動式枕、レッグレスト、オットマン、ブランケット、スリッパなどエコノミーシートに対して付加されています。
座席の方はクッションが割と柔らかく感じましたが、まあまあのホールド感があり足元周りの広さもあってか1,000円の対価としては十分なものと感じました。
次に運行状況です
バスは一宮IC付近の渋滞に引っかかりましたが、途中ひるがの高原SAでの遅延は定刻+1分とほぼ問題なし。
雪の残るSAでは、トイレ行ったり、飲み物を調達、景色をカメラに納めたりと短い時間ながら行楽気分を味わい、バスは定刻10:15に出発です。
この後は白川郷、五箇山あたりの豪雪地帯をトンネルで簡単に抜けると砺波平野へ。
東海北陸道を完走し北陸道を交差した先の能越道小矢部東ICで高速道路を降り、近くの小矢部東IC口で停車です。ここで1名下車。
ここはパークアンドライドとなっており、小さいながらも待合室も完備されています。
バスはこののち一般道を走り砺波駅南口に向かいます。
周りはのどかな田畑が広がり、前方には山並みが迫るいかにも富山県といった風景が広がります。
小矢部東IC口から11分で砺波駅南口に到着、ここで2名の下車です。
ここからは国道156号線を走り県道57号線で城端線を越え、終点イオンモールの西側を進み、左手に北陸新幹線新高岡駅の工事を見つつ、バスは高岡駅南口に12:09到着。11分早着でした。
北陸新幹線 新高岡駅
新しくなった高岡駅駅舎
乗車便高岡駅到着
一般道区間のあの走りからすると、ある程度渋滞が加味されているダイヤでしょうから定刻といってもいいのでしょうね。
ここで2名を残して6名下車、名古屋に縁のある運転士さんに挨拶をし、バスは最終イオンモール高岡南口へ向け去って行きました。
ちょうど12:20名古屋行が到着 こちらは貸切車両
乗車の感想としては、一宮付近以外はクルマの絶対数も少ないことから非常に快適なクルージングでしたね。車窓も雪景色の山並みは最高でした。
運転士さんのハンドル捌きはもちろん、車内放送も聞き取りやすいもので非常に好感が持てました。
ただこの東海北陸道は郡上八幡ICから福光ICにかけて季節渋滞が顕著で、おまけに豪雪地帯と言うこともあり、有事の際は定時運行出来ない状況が頻発するようです。
両地点の事業者で運行する大手電鉄会社担当便ならその対応も抜け目なく出来るでしょうが、富山県側にのみ運行拠点を有している路線ですので、そういった際の名古屋側の対応が気になります。一応名古屋側の予約センターが春日井にありますので、そこら辺りをうまく活用して有事の際の利用者対応を行って行くことが必要でしょうね。
また4月から名古屋~岐阜~高岡/氷見を運行する岐阜バス、加越能バスが2往復増発します。
その2往復は現在1往復のみの岐阜を経由しない名古屋~高岡/氷見の増発となり、所要時間、運賃を比較してもライバル関係にある路線の強化で、きときとライナーがどういった策をとるか興味が湧くところです。
高速路線バスとして更なる成長をしていって欲しいと思っています。
きときとライナー下車後、次の富山駅前13:20発の名古屋行高速バスに乗車するため、JR普通電車で富山駅まで移動します。