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勘窯な日々

山と海と川の暮らし、ほんのちょっぴり街の暮らし。
clay workshop ロドと根々もはじまりました。

11月の勘窯

2014-11-29 | 日記

感謝の旅から宮崎へ帰っております。

築地「やまだや」さんでの展示会の後、駆け足で栃木県益子町と茂木町に寄り、

日本橋の古美術「侘助」さんや、ブリジストンのデ・クーニング展に寄ってきました。

宮崎に戻り陶芸教室活動と、土鍋や椀物の製作に取りかかっています。

 

 

 

-以下に山本勘弥のお礼ご挨拶を転載いたします-

築地の展示会では、沢山の方にご高覧を賜り誠に有難うございました。

お蔭様で多くの方々にご来場頂き、勘窯を応援して下さる方が沢山いらっしゃる事に

改めて頭が下がる思いでした。今後の「登り窯再建」及びそれに伴い「友の会」の発足

などまだまだ前途多難ではありますが、勘窯の展望を皆様と共に考え、お伝えする機

に恵まれたことに厚くお礼申し上げます。

未だ未熟ではありますが作陶と登り窯の再建と、日々励んでまいりたいと思います。

「勘窯友の会」の発足は、来年の4月を予定しております。詳細につきましては封書の

送付やブログ等でご案内をいたします。

向寒の折柄、温かくされて佳い年末をお過ごし下さい。


  工房横のチビイチョウの木


「やまだや」店主の山田さん、震災後毎年のように東京から宮崎までやって来て器を注文して帰ったり、

展示会の打ち合わせに来て下さったり、今回はやまだや15周年で私共がお伺いしました。

たくさんの方にお会いする事ができて、嬉しい時間でした。

陶芸家山本勘弥の妻として15年以上たち、そのためにたくさんの方にお会いできた事を改めて思いました。

文章に表現がうまくできないのですが、何とゆうか、豊かな時間でした。

 

自分のお店作りをすすめているのですが、私にもそんな時間を作る事ができるとよいなあと思います。

(12月中旬に宮崎市にオープンの予定です。)

お店を訪れて下さった方の、暮らしの根の一部になれたら幸いです。

暮らしの道具と整体 「根々」

宮崎県宮崎市宮田町11の29ラポートビル101

ぎゃらりー根々TEL : 070-5491-1177

整体のコリトリ TEL : 070-5534-1177

「根々」 http://blog.livedoor.jp/nene_koritori/



9月のはじまり

2014-09-11 | 日記

9月に入り里芋の秋の香りを、子どもと一緒に夕方おやつに食べました。

未だ昼間30度近くになる宮崎にも秋が来ています。


この夏は、ずーっと走っていたかのような感じがします。

夏のイベントでの幾つかの陶芸教室も、工房まで来ていただいたお客様も、暑くても

なんだか皆さんが元気で、こちらにもそれが伝わってくるような賑やかな夏でした。

この年になりはじめて、夏の終わりが寂しいとゆう感覚を知りました。

あ、この年齢だから‥なのかな。

 


8/30は雨模様の中、野良音に行ってきました。
新富町クリーンエース・ビックバンドの方に楽器を吹かせてもらう!

 


この夏は、新たにお店作りもはじまりました。

震災前から構想があったのですが、とうとう形をとりはじめました。

(お店は宮崎市楠並木通りに11月オープンの予定です、形をなしてから改めてご紹介させてください)

 
 

ドイツのリボスオイル、香りが油絵具に似てます。よく知ってる匂い!

 

お店作りの業者さんは、栃木県出身の山納さん。栃木在住時に面識はなく宮崎で知り合いました。

ナント、茂木の家の井戸を作り、以前の借主である故・馬場浩史さんとあの古民家に和紙をはり、土壁

を施した方でした!お互いに栃木から遠く離れた宮崎でこのつながりにビックリでした。

私達が薪窯を築いた茂木の古民家は、築200年近いとゆう事でした。私達の住んでいる間に水道をひいた

のですが、はじめは井戸だけでした。

 

栃木県茂木町で書いていたブログです↓

http://blog.goo.ne.jp/kankankanmotegi/e/56f402cf45ec8caa336d9a985f4807e1


宮崎の街中で、山納さんとお店の床に木をしいたり、オイルを塗ったりしているとフトあの井戸を作った

方なんだなぁ‥としみじみしたり、久しぶりの栃木弁を聞きながらの楽しい時間です。今月は漆喰を壁に

塗っています、合成樹脂などの入らない昔ながらの天然の漆喰です。

大きなキャンパスに、ペイントナイフでおもいきりホワイト絵具を塗っているかのような感覚です。

 

 山納さんのストローベイルハウスHPはこちら↓

http://strawbaleya.wix.com/strawbale

 


小学生

2014-07-12 | 日記

台風は大きな被害なく去った宮崎です。梅雨明けが待たれます。

強風でたおれてしまった紫陽花を、子どもがテーブルの水差しに活けてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもが小学校へ行くようになり、自分の小学校時代を時たま思い出すようになった

のですが、遠足のバスの思い出から、ふと気が付いた事がありました。

 

帰りのバスの中で、先生が「もうすぐ学校に到着です、バスの運転手さんともこれで

お別れです。」とあいさつのあった後、必ず ~今日の日はさようなら~ の歌を皆で

歌っていました。あぁ、運転手さんとお別れなんだなーと、それまで存在を意識して

もいなかった運転手さんなのに、歌いながら毎回少し涙ぐむ‥とゆう展開でした。


運転手さんにとってはやっと一日の仕事が終わる時であり、大勢の命を乗せて運転して

いた緊張から解放される時だったんだよなぁーと今さらに気が付きました。

 

なんだか可笑しくなりました。今さらながら運転手さん、ありがとう。

 

 

 

 


3月

2014-03-17 | 日記

3月の工房の周囲はウグイスの声が聞こえています。

慌ただしい合間にもどこからか、この春の花の香りを風がはこんできてくれます。

 

 

 

写真は週末の陶芸体験工房でのお茶菓子、マフィンです。

この3月は、はじめての場所での幾つかの出張陶芸教室開催や、工房もお客様で賑やかでした。

作陶の方も、土や釉薬・窯の調整や試作が続き時間はかかりますが、少しずつ作品を作っています。

歩みはゆっくりですが震災後の一時休止から、陶芸の再開ができた事に感謝する3年目です。

 

震災後に宮崎へ戻って来た事は自分で決めた事でしたが、恵まれた環境の中でも、どうしても以前の場所が

恋しい自分がいました。どこかふさぎ込みがちだったのは約1年半くらいの間でした。

うつむきがちだったために気がついていないけれど、たくさんの方に助けられました。

小さい息子もおり、ふさぎ込んでいられないぞ、とゆう気持ちもあり段々に元気がでてきました。

気がついてみれば、宮崎でも栃木と同様に周囲にはたくさんの素晴らしい人がいて、日ましに元気( 呑気 )

になり、この3月で震災から3年がたちます。


震災後に、被災地のお年寄りが避難先等で心身ともに衰弱されたり、福島から故郷を離れ避難した方は大変

なむなしい気持ちを抱えておられたと想像します、今でも同じかと思われます。

お年寄りの方ならば、もう子どもも手から離れていたり元々身体の頑健でなかった方はその死が早まったと

思われる話を見聞きしました。その中に1人、大好きだった女性がおり、今でも気持ちに整理がつきません。

その優しい方はお料理が上手な方で、その暖かいお料理がいくつも記憶に残っています。

震災から一夜あけた朝も、友人の準備してくれた暖かな朝食が力強くて印象にずっと残っています。

日常、家族に煮炊きできる事に感謝しなくてはなぁ‥と3年目にして思いました。

 

 


メリークリスマス

2013-12-25 | 日記



絵付けの器展へのご来場ありがとうございました。

絵付けをしている期間は、いつにもまして木々や木の実、自然の美しさが目に入ってきます。

その残像を絵にしたくて、絵付けを続けているのかもしれません。

 

 

今朝は、家にサンタさんが来た!とプレゼントをほどく子どもの声で目覚めました。

昨晩のケーキは家族のリクエストでバナナケーキ。

 

今年はじめて出会った方も、旧知の方も、満ち足りたクリスマスを過ごしてくださいますように。

お身体を大切にされて佳いお年をお迎えください。


 


8月のおわり

2013-08-29 | 日記

 

 

 

 

 

 

イベントでスタートしたロドの8月、暑い暑い、とつぶやいて過ごしていましたが工房に涼風が

感じられ、最終週となりました。

 

体験工房では新しいお客様との出会いがあり、出張陶芸教室でははじめての開催がいくつか

ありとても嬉しい事でした。出張陶芸教室開催にあたっては、開催施設のスタッフの方々にも

とてもお世話になり、素敵なスタッフの方々との出会いも、教室をはじめるまでは思いもつか

ない事でした。

 

この夏は、大切な友人に赤ちゃんが生まれたり、栃木時代のお客様から暖かい御心遣いを頂

いたり、私自身はいつも通り失敗もやらかしているのですが、慌ただしくも美しい夏でした。

 

日本に生まれた私にとっては、8月は幼い頃から原爆や終戦の月であり、人間の負の部分に

ついて否が応にも考えさせられる月ですが、目の前の事をやり続ける事で、戦争などのない

世界にしていけたらなぁ、と改めて希望が感じられる夏になりました。

 

 

この8月の最後の日、31日は野良音のイベントです。

昨年は家族3人で参加し、震災後のドタバタが続く日々の中で元気をもらったイベントでした。

今年で2回目の野良音、楽しみです。


野良音の情報はこちら→ http://nora.asia/oto/

 

 

このブログを書き終えた後に、スターネットの馬場浩史さんの訃報を知りました。

茂木の家のこと、勘弥の作品のこと、色々な思い出があふれてきました。

馬場さん、ありがとうございました。

 

スターネット益子→http://www.starnet-bkds.com/


年月とノート

2013-06-30 | 日記

ロドの6月は、はじめての出張陶芸教室開催が幾つかあり、他諸々の事と同時進行し

ながら速足で駆け抜けていきました。明日から7月です。

自分よりずっとずっと目上の方々に、教室の時間を楽しんでいただける事、それはこの

仕事の大きな喜びの1つです。

 

 

 

私の幼い頃は両親が忙しくて祖母が近くにいてくれました。手作りおやつを作ってくれる

優しい祖母のあとを、飼い猫と一緒にくっついて歩いていた記憶があります。

優しかった祖母が生前、珍しく小言めいた事を言ったのは「お料理を覚えようとしなさい」

でした。

作ってもらい味わうだけで、結局手順を習う事もなく1人暮らしをはじめてしまいましたが

18才頃にやっと興味をもって料理の本を見はじめました。気になったレシピを書きうつし

ていたぶ厚いノート、先日やっと全ページに書き込み完了。

途中ほったらかしていた時期はあれど、ノートの経てきた年月を考えると感無量でした。

スコーンのレシピだけでなぜか何種類も(笑)書いてあります。


渓谷散歩

2013-06-16 | 日記

 

じきに日が暮れる加江田渓谷でお散歩。

川で遊ぶ犬のダイちゃん(写真の真ん中辺の黒いとこ)ウチへ来て1年たった。

来た時から2倍以上の大きさになり、呑気でマイペースで食いしん坊で、子どもの弟分。

 

私達には以前、12年いっしょに暮した犬のブライ君がいた。

子どももいない時期だったので、ブライ君は子どもみたいな友人のような、大きな存在だった。

 

ブライ君を亡くし、久しぶりにいっしょに暮らす犬。

戸惑いがあったのだが、今ではすっかりダイちゃんはウチの家族になってしまった。

ダイちゃんの正式名はダイク、ベートーヴェンの第九からつけたそうですが

おじいちゃんはダイゴロウと呼んでいます‥。


窯出し

2013-05-26 | 日記

 

窯からでて、ほやほやの平皿です。

土や釉薬がテスト段階のため、色見本もかねて自宅でも使うことに。

 

 

朝食のパン、昼食の焼きそば、夕食にはチキンのトマト煮込み

嬉しくてしばらくはしょちゅう使ってしまいます。

 

梅雨に入って雨続きです、明日は晴れるかな。

 

 

 


5月の加江田渓谷

2013-05-18 | 日記

宮崎市鏡洲の、工房の前は公園です。

公園脇の道を歩くと、数メートルで加江田渓谷の遊歩道に入ります。

5月の爽やかな風が通りぬけていますが、今朝は小雨模様でした。

木々の緑が水を纏っている様子を写真にとりました。

 

 

雨の日の、緑の美しさが伝わる文章ってどんなかな、と考えていたら‥

思いつかないうちに晴れ間がでてきて

またそよそよと、心地よい風がふく土曜日になりました。

 

翌日の日曜日も雨が降ったりやんだり

体験工房は小さなお客様の多い一日でした。

子ども達が無心になって取り組んでいる様子がとても印象的でした。