《米澤観児が最後の秋にケータイに残した一枚です》
米澤観児を愛してくださる皆さま、ご無沙汰しております。
時は2013・秋。早いものです。もう3年が経ちそうです。
時々、覗いてくださる方がいらっしゃるようで嬉しく思っております。
本人もとっても喜んでいることと思います。
そして、彼のことですから、きっと皆様のことも想っているでしょう。
もしかしたら、近しいうちに、すこし米澤観児に関する
小さなお知らせができることもあるかもしれません。
できたらいいな、と願っています。
近しくいた人間が、お世話になった皆様、
ファンでいてくださる皆様を差し置いて
言葉を紡ぐのはどうだろうと思っておりました。
なので、あまり更新をしておりません。
ですが、ですが、何分にも、物思う秋、ですから
今日はそんな近しく歩いた人間のココロの内を少しだけ…。
「こほろぎ」
中 勘助
肩すそさせのこほろぎは
秋の夜ごとに涙をさそふが
あなたがそばにゐたときは
それはやっぱり唄だつた
あなたのゐないことしの秋
肩させや 裾させや
心ありげなその鳴き声は
刺青(ほりもの)の針と肌にしみる
あなたのみないことしの秋
着物は人に頼みもしよう
わたしの胸のほころびを
誰が 誰が縫つてくれる
玄関脇や庭の奥で彼岸花が早秋の風に揺れている
ゆうらりゆうらりと揺れている
あの人が最後の秋に見た彼岸花は真っ赤だった
あの日もゆうらりとした秋の風が吹いていた
彼岸花を見ていると、胸の奥深くを
ほんの少しだけ秋色の深まった風が通り過ぎる
人はこれをセツナサと呼ぶのだろうか
カナシミと呼ぶのだろうか
今年も曼珠沙華が咲きました
-GOD HUG YOUより転載-
あざやかな彼でしたから
まだまだ思い出にはなってくれないようです。
秋が少しずつ色を濃くしていきますね。
次は彼のメモリアルデイにお会いたしましょう。
オフィス夢の街代表代理
米澤惠