3年半振り3度目の香港です。やっと来れた!といった感じです。この3年半の間に3回香港行きを計画していたのですが、年末年始やお盆だと毎回チケットが取れず(JALとかANAだと取れたんでしょうけど高すぎるので)、近い割には遠~いところでした。ちなみに計画1回目は、2006年の正月で、この時は結局台湾に。2回目は2006年のお盆で、この時も結局台湾。3回目は、2007年の正月ですが、香港経由で雲南、ベトナムの予定が、北京経由に・・・。しかし今回の旅行は中国の西域が目的なので本来だったら正反対の香港に来る理由などまったくなかったのですが、以前に触れたようにオリンピック期間中ビザの延長が難しいといわれ、一度中国から出る必要があったので来たのですが、当初まったく予定していなかったのに来れたのでとても嬉しいです。嬉しいんですが、しかし香港の物価が高くて気絶しそうです。もちろん知らなかった訳ではないですが、この半年で上海(大陸)の物価に慣れてしまっているので、もうすべてが2~3倍はする香港は魔都です。この調子で日本に戻ると死んでしまうかもしれません。物価の面では早くも大陸が懐かしいです。
列車がホンハム駅に着き87D番のバスで安宿のあるネイザンロードの美麗都マンションに向かいました。香港の安宿としては重慶マンションの方が有名で、入っている安宿の数も圧倒的に多いけれど私はいつも美麗都マンションにしています。たいした違いはないのだけど美麗都の方が静かで、階段の数も多く避難路もはっきりしているので多少は安心かな?という理由で。さて、それで美麗都に着いて前回泊まったことのある美林賓館に向かうと、改装され綺麗で広くなっていました。値段を聞くと250HK$(約3500円)と言う。とても高い・・・。前回は150HK$もしなかったと思うけど?と言うと改装して綺麗になったし広くなったので、値段も当然上がると言う。さらにオリンピックもやっているしとも言っていた。まあそうでしょうけど、それでも高すぎなので、ちょっと考えると言い退出。さらに前前回泊まった上層の宿(名前を忘れました)に行くとそこも改装されていて、250HK$と言う。現在の相場は250HK$なのかなー?と思うもやはり高いので退出。美麗都の外に出てどうしようかと思っていたら、客引きが声をかけてきた。とりあえず部屋を見ろというのでついて行くことに。それが今回最初に泊まった10Fにある広州賓館なのですが、宿の前に行くと看板もなにも無い。よーく見ると広州賓館と書いてある紙が一枚貼ってあるだけ(笑)。大丈夫かココと思い怪しんでいると、客引きがココはちゃんと認可も下りているとか言い、認可証のようなものを見せてきました。まあ、綺麗だし、中国人の家族連れらしき先客も居るようなので、とりあえず部屋を見せてもらうことに。それがものすごーく狭い部屋で、部屋と言ってもベットの幅しかなくトイレとシャワーというかトイレに無理やりシャワーをつけただけで、まあ、トイレのあるちょっと大きいカプセルホテルのような感じです。いくら?と聞くと200HK$と言う。これで200?と渋っていると190、ラストプライスとか言う。それでも高いけど荷物は重いし、新たに探しに行くのも面倒なのでとりあえず一泊して考えようと思い、190HK$(約2660円)で承諾しました。宿の人は気さくで良い人でしたがね。
美麗都の並び。ビルひとつ挟んで隣にあるのが元祖(たぶん)安宿集合体の重慶マンション。ココ、インド、アフリカ系がやたら多くて、誰かがある意味香港の“黒社会”と言っていました。納得です(笑)。上でも書きましたが、私は重慶マンション内の宿に泊まったことはないです。だけれども、グランドフロアー(日本でいう1階、香港では1階は日本でいう2階)にたくさんある両替所のレートが他の場所にある両替所のレートより率が良いのと、エスニック食堂もたくさんあって値段もそこそこ(一人前30~40HKドル前後、約420円~560円)なので利用しています。特に今回は半年間、中華中心で“このような味”が久しぶりだったので結構行きました。食事はともかく両替には利用価値大の重慶マンションです。
香港と言えば100万ドルの夜景でそれを見渡せるのがビクトリアピークですが、ふつう観光客の多くはピークトラム(ケーブルカー)で行くようです。これ高い割にはあまり景色がよくない気がします。それよりオススメなのが、スターフェリーで香港島に着いてフェリー乗り場のすぐ右手のバス停から出ている“山頂”行きとなっている二階建てバスで行くほうが断然景色が綺麗です。値段は片道9.8HK$(約137円)で、しかも二階の最前列左側に座るのがポイントで、まあ、最前列でなくてもいいんですが、左側に座るのがミソです。私は今回最前列左側を確保できず(これまで過去2回は成功(笑)。右側に座ったのですが、だったら、ちょっと後ろでも左に座った方がよかったという感想からですが。山頂に向けて徐々に高度が上がっていき、香港の町を見渡せるようになっていき、後半はさらに島の反対側の海も見渡せるのでお得感いっぱいです(笑)。ただこのバスは観光バスでは無いので、途中山腹に建つマンションの住民達が乗り降りしながら進む関係で時間はかかる(30~40分位だったでしょうか)のですが、時間にゆとりがある場合価値ありです。そして帰りはピークトラムでさっさと帰って来る。こんなのどうでしょう?