新カナシキロッカー日記

PONTIAC'75・乞食晩餐会・九鷹のVOCAL クッタカの
きまぐれサンダーロードブログ⚡️

Train spotting2

2018年02月14日 10時53分00秒 | ノンジャンル
 あいかわらず期待を裏切らないクズなチンピラストーリーだった。

・あらすじ
 スコットランド、エディンバラ。大金を持ち逃げし20年ぶりにオランダからこの地に戻ってきたマーク・レントン(ユアン・マクレガー)。表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)。家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド(ユエン・ブレムナー)。刑務所に服役中のベグビー(ロバート・カーライル)。想像通り?モノ分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来とはーー。

 スパッドが過去を記す小説を書いたり、街のいたるところで20年前のシーンが散りばめられている。懐かしい。最後の最後に鳴り響くLust for Lifeはスカッともするし、しみじみもする。グイーンとのびる部屋と余韻に浸るのであった。20年前からたいした変わらない俺たちにも少しはマシな未来が待っている、と信じよう・・・

・タイトルの意味
 映画の舞台となったスコットランドの首都エディンバラの北部にリースと呼ばれる地域があります。現在はショッピングセンタ-として再開発されている場所に、かつては鉄道の操車場がありました。そこは長らく廃線になったまま朽ち果てるままに放置されていたのですが、いつしかヤク中の人々が集い、ドラッグを売買したり一本キメる場所として有名になりました。これをエディンバラのリース地区のローカルなジョークで「奴らはトレインスポッティングだ」と呼ぶようになった、ということです。トレインスポッティングの本来の意味は、(少しばかり熱心な)鉄道ファン。鉄道の操車場にドラッグを注射しにいく連中を「ヤツらは鉄オタだ」とジョークのネタにしたのが、映画『トレインスポッティング』のタイトルの意味です。