今回のワイアートの個展での出会い・・
たくさんの有難い出会いがあったのだけど
過去があったから・・今があるのだと
理屈ではなく感じさせてくれ
・・・６０才になった今
そんな過去を大切に思いつつ・・
でも、そろそろとらわれずに・・生きてもいいのかな・・と
感じさせてくれた出会いが 最終日の前日にありました
ちょうど・・何人かの方達が会場に来てくださって、少しにぎわっていた頃
一組の男女が、入って来られ・・いらっしゃいませと何気なくご挨拶した時
相手の女性が・・お名前を名乗ってくださったのです
まさか・・その方が来てくださるとは思ってもいなかったので
ぜんぜん気がつかなかったのですが
その方は・・２００７年から２００９年にかけてお世話になった弁護士さんでした
その頃の私は最悪で・・今から思い出しても嫌になるほど弱っちくて・・
恥ずかしいほど、情けない奴でした
その先生の強さがなければ・・今ここで・・こうして作家を続けて入れるかどうか・・・
その先生への感謝を忘れたことはありませんでしたが
その頃のことに向き合うと、今でも恐怖で心が不安になるので
なるだけ・・思い出さないようにストッパーをかけていました
もちろん・・今も、心穏やかに振り返れるわけではありませんが
そろそろ・・前を向いてもいいかな・・と
・・その６年間・・
いろいろ苦しいこと、哀しいことがあって
それでも精一杯誠実に 生きようと思ってきたけど
あまりの自分の情けなさに・・恥ずかしく思う自分が ずっとどこかにいて
弁護士の先生が来て下さったことで あれから歩んできた自分の道を
本当の意味で、認めてやれる気になったのです
どう・・言えばいいのだろう
理屈ではなく・・感覚で
私を包む周りの色が・・ふと変わった気がしたのです
ご主人とご一緒に来て下さった先生は・・子供のようにはしゃがれて
「猫の作品・・売れちゃっている・・やっぱり初日に来ないとだめなんや～」と言ってくださり
そして・・・
「あなたのことを引き受けたきっかけで、猫を飼うことになったから・・６歳になるうちの仔を見るたび・・あなたのことを思いだすのよ」
と、おっしゃいました
ああ・・・・こんなとこでも・・猫たちに助けられている
こんな私だけど・・猫とつちびとに導かれてるんだ
だからこそ・・これからの道を・・
さらに・・もっと・・誠実に 歩んで生きたい
作家として・・・
私しかない形を作ろうというのではなく・・
私しか出来ない繋がりかたを
探して・・作り続けていこう
きっと・・指さす先に・・待っているのは
暖かい未来だと・・・そう信じたい
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ワイアートギャラリーでの可南の個展の会場風景を、ワイアートさんがYoutubeにアップしてくださいました！
