イベントの時、順番にそれぞれの『どうして○○なんだろう』を皆さんで語り合った
その中のお一人の『どうして○○なんだろう』は
福祉のことだった
私は・・その時、自分の母の経験から、不用意に「いろんな情報を集めといてください」とお伝えした
でも・・家に帰ってから考えたら、そんなこと嫌というほど試したうえでのお話だったのだろうと気づいて
たまたま、メールアドレスを知っている方だったので
言葉足らずだったことのお詫びのご連絡を入れたところ
今回のイベントで、新たな行動を決意なさったことや、いいきっかけになったと伝えてくださった
ほっとした
そして・・そのメールを我がことのように読みながら
私って、作品展をしているのだから、ただそれを見ていただければいいだけのはずなのに
なんでこんなおせっかいなんだろうと自分で自分が不思議になった
その時・・ふとした言葉が降ってきた
わたし・・助けられたからやわ・・と
娘が家出をした時
行方を探して飛び込んだ居酒屋の方に、言葉をかけてもらって心が救われたり
母が病院から、期限が来たからと退院通告を受けたあと
短期のいろんな施設を経由して
最終的な場所を見つける際に、その当時お取引のあったギャラリーの方とのふとした会話で次につながったり
ひとりで生きねばならなくなった時、偶然出会えた堺市の猫好きの福祉員の方に
とてもいい弁護士さんへと繋いでいただき、今の作家として生きている私がいたり・・
ほんまに人に助けられてきたんや・・わたし
私には福祉の知識なんてないし、弱っちいしおっちょこちょいだし
ただつちびとを作ることしかできなくてその展示会をするのが精一杯やけど
自分が誰かに助けられたように
つちびと展が・・誰かと誰かを繋いだり
何かのきっかけになったり
ひとりで抱えている哀しみをこぼす場所になれたらいいなあと 思っているのかもしれない
もちろん私は一人で暮らしを立てなければならないので
販売をしなければならなくてそれは本当に切実なのだけれど
でも・・それだけじゃない
つちびと展で・・グリーフタイムを開いたり、ブックカフェをしてみたり
心の交流会を開いたり・・
出会うためのこと、そんなことも続けたい
ただ・・そんな場を続けるためには、つちびと展を続けなければならない
開いてもいいという場所を保たねばならない
いつまで続けられるのだろう
年々そんな不安に駆られるけど
やっぱり続けたいなあ
25日から31日までの期間限定ですが、
18年前にお買い上げいただいたつちびと『むすめへ』が展示されています
須磨寺にある小規模作業所でミニつちびと展をした時にご購入くださったつちびとです
一昨日・・いい光が射す瞬間があったのでその写真を撮りました
そしてそのコーナーにならんでる・・2019年に作った母子の写真も
同じ日射しの中で撮ってみた
それぞれの作品達が生まれた年月はとても離れているけど・・
今回・・ぎゃらりいホンダで再会して
2024年5月26日18時20分の同じ光に包まれている
続けてきた意味を
深く受け止める
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★★★
可南 つちびと展 『みんな、幸せになるために生まれてくるはず』
+毎日開催 咲セリの本が読めるブックカフェ (ご希望でGHBのクッキーがついた正豆の珈琲が500円でお楽しみいただけます)
~6月1日(土)まで 11:00~17:00 ★会期の後半突入です
ぎゃらりいホンダ 大阪府堺市中区深井沢町3134 072-278-3381
★ 特設サイト更新いたしました~
ご覧いただけたら嬉しいです