
関東平野の北限。
月末に少しだけ余裕ができたので
文字通り、電車に飛び乗り父のもとへ。
夏は猛暑で、帰省できなかったので
約5か月ぶりの故郷です。

庭も何となく、色づいて。

昼前についたら、父がお手製のつけ汁をつくり
うどんを茹でて、待っていてくれました。
夜は…

私が料理を。コウケンテツさんのレシピで
鶏もも肉を酢醤油と少しのニンニクで柔らかく煮ます。
とても食べやすい、美味しいと、残さず食べてくれました。
父もようやく、私が(レシピ頼みですが)料理好きだということを
認めてくれたようです

さて、そんな父ですが
「浴槽に入るとき、膝が辛くて……」
コロナ禍以降、みるみるうちに足腰が衰え、
歩みもゆっくり、段差はさらに慎重に、で
危なっかしいなあとハラハラ見守ることが増え
2,3度、屋内外で転倒もしているので
思い立って、地域包括支援センターに電話してみました。
(ご存知かと思いますが、高齢者の介護を中心とした生活全般の相談に
のってくださる機関)
すると、何と10分後にはきてくださって

介護度は高くないと思いますが、
手すりなどの福祉用具も介護保険の補助が出るので、
認定を受けることに。
何しろ昭和世代、戦争時に子ども時代を過ごした世代なので
何でもがまんしてしまう傾向があり、

寝たきりになってしまうし、命にも関わる…)

大ごとになる前に、できるだけのことはしたかったのです。
「介護度は低くても、とりあえずは地域包括支援センターとつながっておくことが
あとあと助けになります」と私にアドバイスくださったのは
書籍の案件で知り合った某医療法人の理事長。
「骨折したり、脳卒中で急に倒れたりしてから慌てても、
介護認定にはただでさえ1カ月以上かかりますし、地域の機関とまったく
つながりがないと、状況をいちから説明しなければならないのでたいへんなんです。
要支援1でもいいからとっておいて、地域の機関に経過を把握しておいてもらえば
何かあったときの対応スピードが早くなりますよ」
自治体により、事情は違うかも知れませんが
うちのようにふだん老親が一人暮らししているところは
身近に相談できるところがあると私も安心です。
というわけで、11月中に介護認定調査が入るため、
また帰省することになりそう…。
いよいよ介護の入り口、でしょうか。