ボリューム満点のランチの後は……

歩いて1、2分のところにある、
「松美屋」さんというリサイクル呉服店へ。
(裾が広がっているのは、強風のせいです……)
実はココ……一度訪れたことがあります。8年前に……
そのときいただいたのがコチラ

きしやさんで扱っていた紬。
(買った当時に撮った画像)

と
コチラ。

藤と小菊の型染めの小紋。
「あら、8年前に……! 遠くからいらしたの?」
「いえ、◯◯(多摩に近い神奈川某所)から……」
「なんだ、近いじゃないの!」女将さんは、あのときと変わらず、はきはき威勢よい口調で、
でも威圧する感じはまったくなく、とても話しやすい方。
このお店、ただのリサイクル店ではない。
「あれ、市場へ行く日はお休みなんでしたよね?」
「あら、うちが市場を開くのよ」そう、リサイクル市場の大元締めのようなお店なのだ。
「ここの地下にね、着物がぎっしり、詰まっているの」と言われ、思わずひゃーと、足元を眺めるKKさんとワタシ。
市場では、築地市場の鮮魚のセリみたいに
「もう、ほんの数秒でどんどん決まるんです」と女将さんの息子さんなのだろうか、やはり愛想の良い男性が口をはさむ。
「えっ、でも、寸法とか、難があるとか…」
「ああ、そんなのは一瞬で見分ける」というから、恐れ入る。
そんな感じで談笑しながら、お世辞にも整頓されているとはいえない、
うず高く積まれた帯や着物を眺めていたら、
お目当てなどなく、ただ眺めるだけのつもりだったのに。
か、買ってしまった……

博多織の帯(証紙などはありませんが)。
たくさんの色糸が使われ、まるでステンドグラスのよう。
何よりこの仕事。

裏地の、糸がわたっているところに、
ジョーゼットのような布が大事に被せられている。
丁寧な仕事が見て取れるお品物は、それだけで好感度大。
「これは、いいものよ…!」なのにお値段は、歌舞伎の良いお席程度。
もう一つ……

ほんの少しモーブ&紫味のあるピンクの小紋。
ワタシの大好きな、型染めだ。
これ、ワタシの年齢では無理じゃ……と不安を口にすると、
「ぜんぜんいけるわよ! 私も似たような色、持っているし」とKKさん。こちらは歌舞伎の良いお席×2程度。
……。
ワタシは常々、自分は衝動買いしないタイプ、と
ブログで明言してきたはずなのに。
実際、以前は迷いに迷っても、一度は引き返し、
どうしても欲しくなったら、電話をするようにしていたのに。
自分のことを、何もわかっていなかった

……というワケで

反省会という名のクールダウン。
高島屋地下の鶴屋吉信にて。
あんみつとアイス抹茶のセットをいただきながら、
コレステロールが……とか、
中性脂肪が……とか、
年とると若いころのダイエット法じゃ痩せないよね、とか
ここでもやっぱり、懲りていない。
※松美屋さんのホームページはコチラ。


















