
自宅近くの藤棚も、そろそろ散り始め。
それにしても……

ここ、本当に副都心から20分なのかしら、と思うほど
アウトドア、歩き放題

犬と散歩したくて選んだ転居先。

(一緒に、歩きたかったなぁ……)
ちょっと涙がこみあげてきたら
すーっと小さい真っ白なモンシロチョウが
脇を通り抜け、前をしばらくひらひらしながら
飛んでいきました。
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静かで、のどかな、東京の隣。
しばらくの間、(転入する手前、ひいき目かも)と
様子見していたのですが、ここはびっくりするほど
人々が、みな穏やか。
やっぱり、時代から取り残されているエリアなのでしょうか(←失礼)
あくせく、せかせか、イライラしている人と誰一人、遭遇しません。
まあ、コロナ禍で、そもそもあまり人と接していない
せいもあるかもですが…。
混んだスーパーでも、人の動きがゆっくりで
譲り合いも自然に行われているし
私など、視力が弱くまごまごしているときに、高齢の男性が
さっと買い物かごを片付けてくれたり、
屋外を散歩中も、すれ違いざま「こんにちは」と
山の挨拶をされたり
「写真撮りましょうか」と声をかけられたり。
一般の方もそうなので、お店の人はもっと親切。
気が利く、とか、サービスが良いわけではないのですが
温厚で、こちらのペースに合わせて対応してくれるというか…
やっぱり、住民みんなが、“バリバリ”働くライフスタイルではなく
のんびり暮らしているからかなあ。
かといって
清廉潔白、紳士淑女な街、では決してなく

とは、長年の知人でこの地に20年住んでいるYさん。
越してきた後に、ご近所さんであることがわかってびっくり。
私が

ゴミの不法投棄が多くて驚きました」とメッセージしたときの返事。

何しろ、越してきた数日後
川に新品の自転車が投げ込まれていた
のを見てうろたえ、役所に電話してしまったくらい。
(その後4カ月も放置され、川岸の整備とともにようやく撤去されました…。
予算がないのかなあ)
そんなところも、昭和っぽいというか……
人はみないいのに、もったいない。
ともあれ今のところ、ここにいると
つまらない争いとか、肩肘の張り合いとは無縁でいられて
コロナ禍も含め緊張感高めだったここ2年ほどの“肩の荷物”を
そっとおろしたくなりました。