六本木ヒルズ森タワーの52階。
当初は森美術館で開催中のバスキア展を観る
予定だったのですが、
(バスキアは次のチャンスがあるかも知れないけれど
細野さんの50周年は今年しかない!)との判断で
急きょ、こちらに。
↓
会期は11月4日まで。
まずは、タイタニック号沈没関連の報道資料から。
細野さんのおじいさんが日本人唯一の乗船者だったことは
有名なお話ですよね。
そしてこんな風に
はっぴいえんど、ティンパン、YMO etc.
時代ごとのプロフィールが当時のレコードジャケット、写真等とともに
展示されています。
このあたりは、私がポピュラー音楽を
よく聴くようになったころ。
よくよく考えたら、細野さんの50周年=ほぼ私の人生なので
もっとデビュー当時の展示を観ておけばよかったな、と
後で思ったり。
こちらはコレクション楽器の数々。
とーっても懐かしかったのは、こちら
↓
ご存知ですか?「カリンバ」といいます。
私も楽器自体の知識はないのですが、一度だけ
演奏したことがあります。
ときは大学3年…だったから1987年かな。
東京は前衛芸術の展示や発表が
今より盛んだったのですが、そんなころ、
年上の友人に銀座の雑居ビルの一室に連れていかれ、
そこでは10数名の10~20代の若者が絵画や歌、詩の朗読
楽器…などを思い思いに披露していました。
どんな主旨の集いだったのかは、もうまったく覚えていません。
いくつかのアフリカ楽器が置いてあって、
カリンバも誰かが紹介していて、
その誰かが突然私を指名し、「演奏してみて」って……。
指ではじけば音が出る、簡単なものではありましたが、
ボンゴを演奏する人が入って、
2人で即興演奏することに。
思いのまま、というか、でたらめに奏でて10分近く。
アングラ的な雰囲気が出ていたのかどうか、
大うけして、拍手喝采だったのを覚えています。
本人は(即興って最後、どうやって終わらせればいいんだろう)
ということで頭がいっぱいだったような。
そんな、不思議ながらも良い想い出がある
カリンバと再会できて、嬉しかったです。
さて、こちらは同じ階で開催中の塩田千春展。
ワーグナーのオペラの舞台美術でも有名です。
いわゆる、モダン演出です。
「不確かな旅」の一部。
感情、特に不穏な感情を可視化する作品が多いです(だからワーグナーなのかも)。
子どもみたいな感想で恐縮ですが、
ところどころでスーツケースが揺れていて、
不安定すぎて、怖いです。
こちらの展示は明日27日が最終日。
良かったら、足を運んでみてくださいね。
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