神奈川絵美の「えみごのみ」

竹工芸 巧の名品

だいぶ前のことですが、
12月8日まで竹橋の国立近代美術館工芸館で開催されている
竹工芸名品展で撮った写真の一部を掲載します。

NYのメトロポリタン美術館所蔵、アビー・コレクションからも
出品されており、この分野の海外からの注目も高いことを
うかがわせます。

きもの好きとしては

喜多川平朗さんや


志村ふくみさんの作品と繊細な竹細工で表現された
静かなる一角は見ごたえあります。

特に心惹かれたのは

四代田辺竹雲斎 「舟形花籃 出帆」
この丸み、しなやかさ、どうやってつくるのでしょう。

もう一点、

本間秀昭 「流紋」
一つひとつのパーツが丁寧に重ねられています。

竹ではないのですが、所蔵作品も展示されていて

私は富本憲吉が好きなので、思わずパチリ。

数々の、技をきわめた作品たちをぐるっとながめると


結局はこのような、竹の本来の姿を活かした
シンプルな作品に、ほっとしたりします。
(もちろんこちらも、高度な技や芸術性を備えたものであることは
言うまでもありません)
生野祥雲斎 「白竹一重切花入 くいな笛」


この展示を観に行った日は確か気温が29℃、30℃とあった日でしたが
今はすっかり冷え込みも厳しくなってきて。
あっという間に秋そして冬へ向かいますが、
展示はまだまだ開催中。公式サイトはコチラです。
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