仕事のついでに有名な見どころをさっと回るだけだった。
やっぱり観光地なら、そして「きもの」関係ならなおさら
お友達と一緒に行きたいな。
…というわけで取材の翌日は、西のお友達Fさんにお願いし、
京都の名店・老舗店を巡る一日に…!
この日訪れたお店はすべて、初めての場所。
まずは憧れのゑり萬にて。
「あの…絞りの帯揚げが欲しいんです」と言っただけで、
文字通り「どさっ」と山のように出してくださったのには驚いた。
目移りでくらくらしながらも、選んだのはこの2枚。
左は浅葱色に赤、右は白に山吹色の蝶。
ぎをん齋藤を通り越して…。
ランチは和風フレンチの「田むら」。
たいへん人気のお店で、平日にも関わらず満席の賑わい。
シェフもスタッフも、とても親切で、
最後はお見送り&写真撮影にも快く応じてくださった。
白身魚と春野菜(筍など)のマリネや、
魚のポワレにウニソースなど、ヘルシーで食材そのものの味が生きた
お料理の数々。
食事後は、今昔今村やない藤、えり正、染めのよしおか…
ひたすら「きもの好きの王道」を歩く。
雨交じりの月曜とあって、客が少ないせいか、
どこもとても愛想よく応対してくださり、話に花が咲く。
ない藤さんは、来月横浜そごうの催事にいらっしゃるそう。
「京都は“袋の文化”だなあ」と、つくづく思う。
和のお店ならいわゆる袋物から黒文字入れ、印鑑入れ、
香袋…と、「ちょこっとしたもの」でもたいていは、
美しい布でつくられた、それ用の入れ物がある。
対して、私自身は…というと、“箱の文化”が染みついている。
引きだし、カラーボックス、文具箱…
何でも箱にポンポン入れてしまう。
生活のスピードと引換に、所作の丁寧さを失っているような気がする。
画一的な学生時代や、多忙な会社員時代を通り越した今、
そろそろ“袋の文化”でもっとゆっくりと、もっと細やかな
時間を送ってもいい時期なのではないかなあ…。
しかし新幹線に乗れば、たちまち“いつもの生活”に。
たった半日だったけれど、そしてとーっても寒かったけれど、
笑顔の絶えない温かな時間を過ごせた。
Fさん、どうもありがとう…!
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