……をいただいたのは、昨年の3月。
そのときから、とある構想をずっと
あたためていました。
それは
「本朝廿四孝」より十種香の段の
八重垣姫のこのポーズを、
浦野さんのこの着物でとってみたい……という
ちょっと酔狂な思いつき。
人間国宝 吉田蓑助さんが遣ったこのときの八重垣姫、
魂が宿っているかのようにぬくもりが感じられ、
切なさが感じられ、とても感動したものでした。
と、同時に
(そういえば、今年(2017年)は父が喜寿だし、
私も50歳の節目だし)
せっかくだから、記念写真を撮って父に贈ろう! と。
父は、私が祖母の形見の着物を纏った写真を丁寧に、額に入れて
飾ってくれたりしているし、
こうした昭和な着物も、喜んでもらえるのではないかなあ…そんな思いもあって。
そこで、噺家さんをはじめ、和服の写真を撮り慣れている
フォトグラファーの武藤奈緒美さんにご依頼し、
(右の方です。これは昨年6月、画家の朋百香さんの展示会の写真)
「着付けやメイクはどうします?」
「またとない機会だから、そちらもプロにお願い!」
というわけで、
着付けは最近の記事で何度かご紹介している
スタイリストの小林布未子さんに。
ヘアメイクは、昨年末に本も出した
アトリエZOE主宰の森本美紀さんに。
そして撮影場所は、朋百香さんが所有する
長平庵を使わせていただきました。
宮大工による築100年超のお屋敷。お庭も綺麗。
アルバムは年末に完成し、年明けに父へ無事贈ったので、
ほんの少し角度が…とか、ほんの少し姿勢が…の違いで
アルバムには入っていないアナザーショットを
ほんの一部、ここでご紹介します。
お庭にて……
帯は、銀座結びです。
お床の前にて……
十種香の段と同じポーズにはならなかったのですが……。
アルバムはこんな感じ。
武藤嬢が撮った200枚近くから、6枚をセレクト&
これとは別に10枚ほどプリントしています。
さて上のアルバム、
白っぽい着物の写真が入っているのにお気づきでしょうか。
実は、せっかくの機会なので浦野さんの着物だけではなく、
もうワンパターン、ということになり、
“織姫”吉田美保子さん作の「シスレーの居る風景」も
写真におさめました。
こちらは次回、紹介しますね。
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