愚かな自慢話
(2コリント11:30)
「もしどうしても誇る必要があるなら,
私は自分の弱さを誇ります。」
コリントの教会は,
パウロに敵対する偽預言者によって,
動揺しました。
偽預言者は,
パウロは使徒の資格はないといいます。
そこで,パウロは自分の行動,
霊的な体験で,
自分自身がイエス・キリストの
使徒であると答弁します。
迫害の体験,
第三の天にまで引き上げられた霊の体験,
一つのとげについて語り,
自分が使徒であることを話します。
主から示されたこと
(2コリント12:1-10)
「無益なことですが,
誇るのもやむをえないことです。
私は主の幻と啓示のことを話しましょう。
私はキリストにある
ひとりの人を知っています。
この人は十四年前に・・
肉体のままであったか,私は知りません。
肉体を離れてであったか,
それも知りません。
神はご存じです。
・・第三の天にまで引き上げられました。
私はこの人が,
・・それが肉体のままであったか,
肉体を離れてであったかは知りません。
神はご存じです。・・
パラダイスに引き上げられて,
人間には語ることを許されていない,
口に出すことのできないことばを
聞いたことを知っています。
このような人について私は誇るのです。
しかし,私自身については,
自分の弱さ以外には誇りません。
たとい私が誇りたいと思ったとしても,
愚か者にはなりません。
真実のことを話すのだからです。
しかし,誇ることは控えましょう。
私について見ること,
私から聞くこと以上に,
人が私を過大に評価すると
いけないからです。
また,その啓示が
あまりにもすばらしいからです。
そのために私は,
高ぶることのないようにと,
肉体に一つのとげを与えられました。
それは私が高ぶることのないように,
私を打つための,サタンの使いです。
このことについては,
これを私から去らせてくださるようにと,
三度も主に願いました。
しかし,主は,
『わたしの恵みは,あなたに十分である。
というのは,わたしの力は,
弱さのうちに
完全に現われるからである。』
と言われたのです。
ですから,
私は,キリストの力が私をおおうために,
むしろ大いに喜んで
私の弱さを誇りましょう。
ですから,私は,キリストのために,
弱さ,侮辱,苦痛,迫害,
困難に甘んじています。
なぜなら,私が弱いときにこそ,
私は強いからです。」
2014-03-05