第三の天
(2コリント12:1-4)
「無益なことですが,
誇るのもやむをえないことです。
私は主の幻と啓示のことを話しましょう。
私はキリストにある
ひとりの人を知っています。
この人は十四年前に
・・肉体のままであったか,
私は知りません。
肉体を離れてであったか,
それも知りません。
神はご存じです。
・・第三の天にまで引き上げられました。
私はこの人が,
・・それが肉体のままであったか,
肉体を離れてであったかは知りません。
神はご存じです。・・
パラダイスに引き上げられて,
人間には語ることを許されていない,
口に出すことのできないことばを
聞いたことを知っています。」
パウロの言葉です。
「キリストにある一人の人」を,
パウロは第三者のこととして
書いていますが,
パウロ自身のことです。
パウロの生涯は,
詳しく聖書に書かれていますが,
「14年前」というこの体験は
どのときかはっきりしません。
「第三の天」とは,
「パラダイス」(楽園)のことで,
イエス・キリストと会える
「天国」です。
この箇所は,
パウロが自分が使徒であることを
弁明するために書いています。
☆
パウロは続いて,
つぎのように言っています。
(2コリント12:9)
「わたし(神)の力は,弱さのうちに
完全に現れるからである」
T.N
2023.5.10