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朝の光(聖書の言葉)

ネヘミヤ記  2023.6.2  

ネヘミヤ記 


エルサレムの城壁の再建


ネヘミヤ記の著者はネヘミヤである。

1:1-7:4は,

  エルサレム城壁の再建


7:5-10:39は,

  エズラ,ネヘミヤの宗教改革


11:1-13:31は,付記的事項





ネヘミヤ記はエズラ記の続編です。

ユダヤ人がバビロニア補囚から

帰還した後の,

エルサレムでの工事の進展と

数々の障害についての記録が

含まれています。


ネヘミヤは

バビロンにいた高貴な身分の

イスラエル人で,

レビ人またはユダの部族に

属していました。


アルタシャスタ王の宮廷で

給仕役の地位にありました。


ネヘミヤはアルテシャスタから

エルサレムの城壁の再建を

認める許可を得ています。




1-7章

ネヘミヤの第1回エルサレム訪問と,

大きな障害にもかかわらず

城壁が再建されたことが

書かれています。




エルサレムの城壁


(ネヘミヤ1:1,2)

「ハカルヤの子ネヘミヤのことば。
第二十年のキスレウの月に,
私がシュシャンの城にいたとき,
私の親類のひとりハナニが,
ユダから来た数人の者と
いっしょにやって来た。
そこで私は,
捕囚から残ってのがれたユダヤ人と
エルサレムのことについて,
彼らに尋ねた。
すると,彼らは私に答えた。
『あの州の捕囚からのがれて
生き残った残りの者たちは,
非常な困難の中にあり,
またそしりを受けています。
そのうえ,
エルサレムの城壁はくずされ,
その門は火で
焼き払われたままです。』」


ネヘミヤは,

エルサレムの城壁の

崩れていることを聞きます。



(ネヘミヤ1:3)口語訳

「彼らはわたしに言った,
『かの州で捕囚を免れて
生き残った者は大いなる悩みと,
はずかしめのうちにあり,
エルサレムの城壁はくずされ,
その門は火で
焼かれたままであります』と。




ネヘミヤの祈り

(ネヘミヤ1:4口語訳)

「わたしはこれらの言葉を聞いた時,
すわって泣き,
数日のあいだ嘆き悲しみ,
断食して天の神の前に祈って,」


ネヘミヤはまず祈ります。


(ネヘミヤ1:11口語訳)口語訳

「『主よ,どうぞしもべの祈と,
あなたの名を恐れることを
喜ぶあなたのしもべらの祈に
耳を傾けてください。
どうぞ,きょう,しもべを恵み,
この人の目の前で
あわれみを得させてください』。
この時,
わたしは王の給仕役であった。」




城壁の再建


(ネヘミヤ2:17口語訳)

「しかしわたしはついに彼らに言った,
『あなたがたの見るとおり,
われわれは難局にある。
エルサレムは荒廃し,
その門は火に焼かれた。
さあ,われわれは再び世のはずかしめを
うけることのないように,
エルサレムの城壁を築こう』。


ネヘミヤは,

城壁の再建の計画を宣べます。




城壁の完成

            
(ネヘミヤ6:15)口語訳 

「こうして城壁は五十二日を経て,
エルルの月の二十五日に完成した。」


エルサレムの城壁再建は,

52日目に完成しました。


☆彡


(ネヘミヤ6:15,16)口語訳 

「こうして城壁は五十二日を経て,
エルルの月の二十五日に完成した。
われわれの敵が皆これを聞いた時,
われわれの周囲の異邦人はみな恐れ,
大いに面目を失った。
彼らはこの工事が,
われわれの神の助けによって
成就したことを悟ったからである。」




8-10章

ネヘミヤが実施しようとした

宗教上の改革と

社会改革について述べられています。




律法の朗読


(ネヘミヤ8:8-10)口語訳 

「彼らはその書,
すなわち神の律法をめいりょうに読み,
その意味を解き明かして
その読むところを悟らせた。
総督であるネヘミヤと,
祭司であり,学者であるエズラと,
民を教えるレビびとたちは
すべての民に向かって
『この日はあなたがたの神,
主の聖なる日です。
嘆いたり,
泣いたりしてはならない』と言った。
すべての民が律法の言葉を
聞いて泣いたからである。
そして彼らに言った,
『あなたがたは去って,
肥えたものを食べ,
甘いものを飲みなさい。
その備えのないものには
分けてやりなさい。
この日は
われわれの主の聖なる日です。
憂えてはならない。
主を喜ぶことは
あなたがたの力です』」。




罪の告白


(ネヘミヤ9:2,3)

「『かえって,
彼らも,その息子たちも,
これらの国々の娘をめとり,
聖なる種族がこれらの国々の民と
混じり合ってしまいました。
しかも,つかさたち,
代表者たちが
この不信の罪の張本人なのです。』
私はこのことを聞いて,
着物と上着を裂き,
髪の毛とひげを引き抜き,
色を失ってすわってしまった。」





11-13章

エルサレムに住む資格のある

人々の名前が列挙されていて,

また城壁の奉献の様子が

記録されています。


第13章4~31節には

12年間在職した後の

ネヘミヤの2度目エルサレム訪問のことが

記されています。




エルサレムの喜び


(ネヘミヤ12:43)口語訳
 
「こうして彼らはその日,
大いなる犠牲をささげて喜んだ。
神が彼らを大いに喜び
楽しませられたからである。
女子供までも喜んだ。
それでエルサレムの喜びの声は
遠くまで聞えた。」



ネヘミヤ記の12章は,

城壁の奉献式が記されています。

神殿を中心としたダビデの賛美が

回復しました。


ダビデの時代には

まさに国家としての

事業であったことが,

ここでは異邦人の支配の下で

民族的なレベルの小規模な

イベントでした。


しかし,

43節の「こうして」とあるように,

そこには,

大人だけでなく,女も子どもも,

共に喜ぶ祝うその声がはるか

遠くまで聞こえました。




供え物をささげさせ


(ネヘミヤ13:31) 口語訳

「また定められた時に,
たきぎの供え物をささげさせ,
また初物をささげさせた。
わが神よ,わたしを覚え,
わたしをお恵みください。」


ネヘミヤが,イスラエルの民を導いて,

エルサレムの帰還の日を

迎え得たときの言葉です。




☆彡


(ネヘミヤ13:30,31)口語訳 

「このように,わたしは彼らを清めて,
異邦のものをことごとく捨てさせ,
祭司およびレビびとの務を定めて,
おのおのそのわざにつかせた。
また定められた時に,
たきぎの供え物をささげさせ,
また初物をささげさせた。
わが神よ,わたしを覚え,
わたしをお恵みください。」





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