日野原重明 講演会 「命 親と子の絆」
昨日は日野原先生の講演会を聞きに、村のすずの音ホール(歩いて3分)に行って来ました。
耳鳴りが治らず、体調イマイチですが、友達がチケット(無料)を予約しておいてくれたものですから、これは是非とも行かねば。。。。。。
村の行事には疎い(どっちかって言うと、殆ど実家に住んでいるような身の上なので)私ですが、
公民館勤めの友達が、こうして色々情報を教えてくれるので、とっても助かっています。
今回の講演は、小中PTAとちひろ美術館が共催です。
先生の講演の前には、美術館の館長の松本さんの、日野原先生との出会いの楽しいお話もありました。
舞台に現れた、日野原先生は、松本さんのお話にもあったとおり、とってもお若く到底97歳には見えないお方でした。
1時間の講演の間、ずっと立ったままです。
日野原重明 ←先生の詳しいことは私が説明するより、こちらをど~ぞ。
今回の講演会は、岩崎ちひろの絵に先生が詩をつけて出版された、
いのちのバトン の出版記念講演です。
大きく映し出された、ちひろの絵を見ながら先生が絵本の中の一説をお話してくださいました。
命の大切さ、それを我々大人が、どう子供達に伝えていくか・・・・・・・
お話の中に考えされられるところがたくさんありました。
特に、今の私は、母の残された命のことで割り切ったようでいて、割り切れていない気持ちをずっと抱えている。
そんな時に聞く先生の言葉は、一つ一つが心の奥に響いてきます。
あっという間の1時間で、最後に質問コーナーが、
>ある難病の子供さんにメッセージを<と言う質問に、
「今ある命を与えられた命だと思って生きなさい」と。
かなり要略して書きましたが、
質問の意図を瞬時にに汲み取って、短いけれどとても的確なお言葉だと感じ入りました。
迷い無く、私の左手が上がっていました。
「認知症の母の残された時間を、私は何を大切に考えて介護していったらいいでしょうか?」と質問させていただきました。
「人生の中には辛かったことや苦しかったこともあったでしょうが、最後は良い人生だったと回りの人に、『ありがとう』と言う気持ちで逝かれるように。それを大切にと考えると、自ずと今の自分のするべきことがみえてくるでしょう」と。
色んな選択をしていかなくてはいけない状況の今。
せつない選択であっても決めていかなくてはいけない。
父とも話し、自分も納得し、決めた答えであっても、これでよかったのだろうか?
本当に、これで?他に選択肢は?と繰り返す思考。
母の終末は絶対家で看たい。これは父も私もずっと思ってきたこと。
ですが、その前にちゃんと病院で検査してもらった方がいいんじゃないか?
でも、入院しただけで、認知症の母は現状が理解できず、疲れて体力が落ちてしまうんじゃないか?
でも、このまま家で何もしないで居てもいいものか・・・・・・?等々。
メビウスの輪のように止まるところがないんです。
結論は出ているんです。でも、でも、でも、本当にそれでいいの?といつもいつも、自分が自分に問いかけている状態の私。
誰かに言って欲しいんですね。それでいいよって。
その言葉を頼りに過ごす。そしてそのうちにまた迷う。
そしたらまた誰かに、それでいいんだよと後押ししてもらいたい。
今回先生のお話の中で、また友から借りて読んだ先生の書の中に、終末期の命の質について書いてありました。
どう、生きるか。
無駄な延命治療はしたくないと思っていても、それを決断するのって家族にとっては辛いことです。
自分がされる立場だったら、絶対して欲しくはないと断言できるのですが、
これが家族という立場だったら・・・・・・
意思を表現できないかめちゃんに聞くことも出来ず、父の顔を見、兄の顔を見、して私がしていくしくことなのでしょう。
こんなことがこんなに辛いことだったなんて、じわじわと傷口に沁みるように痛みが取れないこころ。。。。。。
何かしている時間はこんなこと考えなくているので、尚忙しくしている私(笑)
今回のように寝込むと、知らず知らずに考えているんです。
母の看取りの時間は私のグリーフワークの時間。
終末期をゆっくりと一緒に過ごせるってことは、いずれ目の前から居なくなってしまう母とのお別れを、長い時間をかけてさせてもらえているってことなんだなと。
ありがたく思わなくては。
さて、今日も長くなったブログですが、
更に続きます(笑)
昨日、講演会から自宅に帰ったら、荷物が届いていました。
お=!!着物だぁ!!
お友達が処分するというのでよかった使ってくださいと、結先生から。
ありがとうございます。
紬の着物、大きさも、色も、柄も、ピッタシですよ~。
銘仙柄の作り帯もかわいいし、
これは早速、秋になったら着なくっちゃ。
ひよこさんとchachaさんの作品展には着物を着て店番するkiki。
これ着させていただいていますから、皆さん、作品展と一緒に着物姿のkikiも見に来てね~。
届いた着物はもちろんうれしいのですが、お友達の家で見た着物を、「これkikiさんに」と思い出してくれる気持ちがうれしいですね。
愛だなぁ。恋ではないけれど(なんのこっちゃと思う方は、一つ前の日記のなおさんのコメントを見てください)
愛と言えばもう一つ。
昨日は、次男が帰省中。
「ボーナスでたんだけど、使い道がないからなんか要る?」と。
まぁ、この不況のご時勢にお金が余っているって?(笑)
ありがたく、壊れかけてる炊飯器買ってもらうことにしました。
「僕、寮に入っているからお金が余るんだけど、仕送りしようか?」と。
私が、主人の給料減の話を笑い話のつもりでしたものですから、そんなことを。
ありがとう。気持ちだけいただきます。
「お母さんにお金渡したら、着物に化けちゃうから~」と笑って返しましたが、
窓の外の雨を見ていたら、私の目にも雨が降ってきました。
その晩は、次男も久しぶりに帰ってきたことだし、ご長男様はまたまたあぶく銭を稼いだそうで、
こちらも(どちらも)彼女が居ないので、お金を使うところがない。
んじゃ、また、そのあぶく銭で焼肉をしようかという話になり、
昨晩は実家で皆で、
恒例!あぶく銭で焼肉パーティー
いや~。愛だな。これも。
<この日記はここまで、ブログ「は行の日記」と同じです>
しかし、しかし、その愛をお届けしたかった、かめちゃんは、
デイから帰って、疲れたのか、眠ったまま起きない。
家中に蔓延する焼肉のにおいの中熟睡中。
今、目が覚めなかったら、今度はお盆まで次男は帰って来ないのに(笑)
焼肉が終わり、旦那や息子達が帰って、
片付けも終わり、ふぅ~っと一息ついたところで、かめちゃんを見ると・・・・・
あれ、目が覚めている。
もう9時だけど、とにかく目が覚めている時に何か食べさせないと、寝ていたらまた食べないで終わっちゃうからと、
慌てて、焼肉と野菜をミキサーにかけ、食べさす。
どうやらあまりお気に召さないようで、じじが畑で作ったトマトの方が良いようです(笑)