ゆっくりとね

認知症歴12年。母(かめちゃん)の泣き笑い介護日記です。

側がいい

2008年02月24日 | 笑っちゃいました
一昨日、朝起きて座ったところが、父の横。

父の定位置、西に向ってコタツに座っていますが、いつもだとかめちゃんの定位置は父の向かい。

ソファーは父の右隣。みんなコタツに向かって座ります。

私はその時に空いている場所で。

で、その一昨日。

西向く父の左隣にぴったり、父の方を向いて正座しています。コタツには入っていません。

居間の戸を開けて、その光景を見た途端。大笑い。

父もしょーがねーなーってな照れ笑いをしています。

かめちゃん、横でニコニコしながらパンを食べていました(笑)

「こっちに移って」と誘導するのですが、ニコニコしているだけでガンとして動きません。

良くある事です(笑)

そして、昨日。

一日ご機嫌が悪く、起きてくれません。朝寝ながらパンを食べ、トイレだけはどうにか1回行ったものの・・・・・

昼、夜と寝てご飯食べています。

こういう時に、しっかりした娘だったり、きびしい夫だったりすれば、無理やりにでも起こすのでしょうが・・・・

「まぁ、仕方ないネェ・・・」の、親子は会話をします(笑)

夜はトイレに誘うと怒ってふて寝してしまい、ウンでもなければスンでもありません。

こっちが根負けして、その場にお布団掛けて寝かせました。

今朝も、起きません。寝てパン食べています。

先ほどやっと、起きる気になり、全身のお着替えをし、朝食の残りのパン食べています(笑)

2日ぶりに起きると、顔にはシーツのしわが(笑)

足元はフラフラです~。


  ◎ (金)昼2粒

かめちゃんセット

2008年02月19日 | 笑っちゃいました


今朝は姪っ子の笑い声から。

「おばちゃん見て見て」の先を見てみると・・・↑


朝食にパンを食べているものとばかり思っていたら、

お饅頭のパックを開けて2つ取り出し、代わりに自分の食べかけの食パンと、文旦を入れているかめちゃん。

「これが食べたい」と、子供みたいなかめちゃん(笑)

「トイレに行って、デイの支度が済んだら食べていいから・・・」ってご褒美をエサにトイレ誘っちゃいました(爆)



昨日のかめちゃん

  ◎ 

自己申告

2008年02月16日 | 今日のかめちゃん
今日はお昼に1回帰って来たものの、一日留守にしていました。

父の話に寄ると自分からトイレに行ったとのこと。

本人は★んが出たといっていますが、どこにも形跡がありません(笑)

ん~ん。どうなのかなぁ(笑)

夕方から兄と姪っ子が来ています。

夜の日課、寝る前のトイレを誘う私に「行きたければお前が行け」でました~(笑)

何度言っても立ってくれません。

諦めて部屋に戻っていると、姪っ子が誘っています。

「おばちゃ~ん」と言う声の後から「早く来い~」とかめちゃんの声(爆)

「おばちゃん、諦めずに気長に声をかけるといいよ」姪っ子に1本取られました(笑)

明日は二人に任せて、私は遊びに(爆) 行って来よ~。




  ◎ ?

焼き加減

2008年02月10日 | かめちゃん語録
今朝、きのこの師匠が用事で実家に来ました。

玄関がガラッと開いて、「こんちわ~。○○です~」の声に、

かめちゃんが居間の戸を開け「あれ?○○さん、久しぶり元気だったかい?」と。


う~~~~~~~ん。 わかっているじゃん。

「○○さんは若いネェ・・」とかめちゃん。



う~~~~~~~ん。 私は母なのに? 私の方が若いのに!


「やぁ~。ばあちゃん若い帽子かぶってるネェ。じいちゃんとお揃いかい?イイジャンかい」

二人がかぶっているキャスケットを見て彼が褒めます。

私がかぶっていると、若作りで変だって言うくせに(怒)



姑もこの○○さんのことをとっても気に入っていて生前、来ると「上がりましょ。お茶飲みましょ。お菓子食べましょ。」と世話を焼いていた。

年寄り受けがいい人なんですよね。

姑が末期がんで精神状態もうつろになって来た時でも、彼が来ると「あっ、○○さん」とわかった(笑)

かめちゃんが色々あって、被害妄想になり、見ること聞くこと信じられなくなって、人を寄せ付けない時期があったのだけれど、

その時もかめちゃんの言葉を借りると「○○さんだけは、こんなに皆が私の事を悪く言うときにも、昔とちっとも変わらずに付き合ってくれる。いい人だ」と。

口が悪く。すぐ怒る。よく怒鳴られる私(涙)

が、彼の根底にある信じられる何かを見抜くんだろうなぁ・・・・・

身体や心が弱くなっても、代わりにそういうものを見抜ける力が備わってくるんだろうなぁ・・・・

お葬式に行くという彼の話から、焼き場の話になって、遺体の焼き方も難しくて、下手な人が焼くと、焼きすぎて骨がぼろぼろになる、と。

体型にもよるだろうしねぇ・・・・

と父と、○○さんと話していると、かめちゃん。

「私の体型じゃ、一度に焼けないかもしれないから、3つ4つに切ってから焼いてくれ」って(笑)

アハハ・・・。遺言だから焼き場の係りの人にそう言うね

今日は朝から楽しい会話になりました。

出るもの出ているせいか、なかなか快調なかめちゃんです(爆)



昨日のかめちゃん

どうもお腹がゆるい。昨晩は下剤は飲ませてないのだけれど。


  ◎  

認定調査

2008年02月08日 | かめちゃん語録
今朝のTV「ちりとてちん」 を見ていて、涙が出ました。

黙って見ている父の顔を私は見ることができませんでした。



ベッドに寝ている師匠に向って、小梅ちゃんが言った一言。

・・・男はみんな譲れないモノを持っている・・・


うん。そうですね。男だからこそのこだわりってあるのでしょうね。

今の若い人は分かりませんが、大正・昭和初期の男の人には、・・・俺は男だから・・・

という譲れない、何かがあるように思います。

他人から見ると、そんなにそこにこだわらなくても・・・っていうところを譲れない・・・・(笑)

そんな偏屈な人、好きだなぁ(笑)


・・・・・今朝のTVを見ていて、私の父が「譲れないもの」「気がかりなもの」ってなんだろう?と考えてしまいました。



やはり、それは、「土地」なんだろうなぁって思います。

先祖代々、受け継いでやってきた農業。

今、かろうじて85才の父が荒らさないようにだけやっていますが、

草刈すら困難になってきています。

近所でも手放す人、そのままにほってある家を見るにつけ、この家の土地が気になるのでは?

兄も私の主人も勤め人。

苦労の割りにお金にはならない農業をやろうなんて思ってはいません。

このまま、荒れ果てていくのでしょうか?

私でさえ心配になります。

父が心配でないはずはありませんよね。

譲れない父の思い。どう解決ができるのでしょう・・・・・



今日はかめちゃんの認定調査の日でした。

部屋の掃除をして、お茶の用意をして、10時を待ちます。

ピンポ~ン。はいはい~。

で、かめちゃんを客間に連れて行くと・・・・・・んん?なんか臭うぞ?

「すみません。このままトイレに行って来ます」と来たばかりの調査員さんに挨拶をし(爆)

その場を父に任せ、トイレに。

無事、御用を済ませ、かめちゃんを客間に連れて行って、私はトイレの片付けに。

戻ってみると、調査員の方が、「今、お母さんに聞いたのですが、あなたの事を妹さんだとおっしゃってます」って。はぁ?

住所と、生年月日は答えられたらしいです。

でも季節は秋で。自分の現在の年齢は50才で。私は妹だと(爆)

「かめさん、この方はどなたですか?」調査員さんがもう一度聞きます。

「あのねぇ。いつもガタガタ動いているだいね。部屋を片付けたり色々して」とかめ。

「妹さん?娘さん?」「いいや、私の母です」

あ~~~~あ~。とうとう私はかめちゃんの母になってしまった(笑)

「この方は?」と父を指差して。

「え~と、父です」かめちゃん満面の笑顔でこう答えました。

調査員さん「ご家族に良くしてもらっていらっしゃるようで、いいお顔をされています」と。



こんな感じで認定調査は無事終わりました。

かめちゃんを父に任せ、私はその足で卯辰ちゃんとラーメンを食べに(笑)

発散、発散。です(笑)笑い飛ばすしかないですね~。

夜自宅より実家へ戻ると、そこはかとなく(笑)また臭いが????

薬が変わったら今度は強すぎたかしら・・・・・

まあ、自分で始末しようと思わなくなっただけ、楽にはなりました。

調査員の方も、「昨年よりずっとできないことが増えましたね。でもその分、問題になる行動も減りましたね。言い方は悪いですが、楽になりましたか?」と。

その通りです。

心身の機能低下は顕著でせつないことですが、正直外に行ったりしなくなっただけ楽になっています。

私がここに泊まるようになってもう1年半です。


  ◎  

助っ人

2008年02月06日 | 私のこと
今日は知り合いの宅老所の助っ人に行って来た私です。

スタッフの一人が事情によりしばらくお休みする間のアルバイトです。

私の仕事は主に宅老所の昼食作り。

冷蔵庫と相談しながらメニューを決めます。

初日の今日は無難なところで、

天ぷら(玉ねぎのかき揚げ・ナス・サツマイモ・ピーマン)
煮物(大根・エリンギ・ジャガイモ・レンコン・たけのこ)
野沢菜漬と油揚げの炒め煮
味噌汁(豆腐・えのき・三つ葉)

です。写真を撮ってこようと思っていながら忘れました。

せっかく天ぷらがカリッと美味しそうに揚がったのに(笑)



1年ぶりの宅老所はやはり、いいですね。

ボケボケのおじいちゃん、おばあちゃんがかみ合わない会話をする、なんとも言えない、ぽよよ~んとした雰囲気。

すっかりいい気分になってご帰還です(笑)

帰り道、途中で父に電話を入れました。

「何事もなければ、このまま買い物をして自宅に直接帰るけど・・・・かめちゃんは?」と。

う~ん。返事を聞いて実家に直行(爆)

出ているそうなんで(笑)

帰ったら、そこはかとなくいい臭いが(爆)

リハパンの中に。そのまま居間のソファーに座っていました。

ホッです。

動かれたら、ましてや自分で替えようなんて思われたら、悲惨な結果に(涙)

被害は最小限で澄みました(笑)


計画通りには行かないものです。大体が私が留守の時に起こる(涙)

ごめんね。かめちゃん。

夕食後の飲み薬は控えました。


  ◎ 

介護の思い

2008年02月05日 | 私のこと
ここ1週間便秘がちのせいか、元気がありません。

粉薬を飲ませたいと思うのですが、嫌がって飲んでくれません。

昨日の往診で新しく薬を増やしてくださるとのことで、今晩から1錠プラスされました。

ゆるくなりすぎるようならば加減しろといことらしいです。

今朝は、そんなわけで機嫌が悪く起きてくれません。

父と二人で「デイに行く日だから」と説得するのですが、「行かない」と言っています。

諦めてデイに「お休みさせてください」と電話すると所長さんが出て、

「10時頃僕が迎えに行ってみますから・・・」と。

その旨かめちゃんに伝えると・・・・・

「あの所長は言い出したら聞かないから、私と同じで頑固だから・・・」と笑っています。

所長の名誉のため言いますが、決して強引な人ではありません、穏やかで優しい人です。

かめちゃんもお気に入りの大きな熊さんみたいな人です。

きっとかめちゃんの照れ隠しの言葉だったのでしょう(笑)

それから、すぐに起きまして、ご飯を食べ用意をして待つかめちゃんでした(爆)

デイで、看護師さんに摘便してもらったようで、少しいい顔になって帰って来ました。

   

夜、兄が来ましたので、かめちゃんの現状と、今後の相談をしました。

できれば、トイレと風呂場に手すりをつけたいですし、デイも土曜日を増やしたい。

1週間に1日くらいは私も自宅へ泊まりたい。介護にかかる費用を少し負担できないか等々、話をしました。

あくまで、私は手助けの人なので、兄と兄嫁としっかり話し合って欲しいと要望しました。

明日は以前お世話になった人が開所した宅老所のお手伝いに。

急にスタッフが事情で長期間休まなければならなくなり、しばらく新しい人が見つかるまで助っ人して欲しいとのこと。

ホームヘルパーのお仕事は1ヶ月お休みし、宅老所の昼食作りに時々行く事になりそうです。

私が仕事を持つことも、兄達が介護に参加してくれるいいきっかけになればと思います。

今まで、こちらから兄達に問いかけてこなかったのですが、今後の長いだろう展開を考えれば、私が仕切っていたのではいけないんだろうなぁと思うようになりました。

少し遅すぎた感もありますが、これからは兄や兄嫁の活躍の場も作っていかなければと思っています。

今まで手を出さずに、ずるいという思いもありますが、こんな小姑が居たのではやり難いだろうなぁと客観的に見れば思います(爆)

難しいですね。

みんな思いはそれぞれですから・・・・・
 
これ!なんていう結論は一生でないでしょう。



  ◎ 

またまた、転ぶ

2008年02月04日 | 涙です
1週間書かないでしまいました。

どうしても書く気になれずに・・・・

まっ、こんなことも、あるさ!と気を取り直して(笑)

昨日、私の留守にまた転んで、今の板の間のところにそのまま布団をかぶって寝ていました。

父が言うのには、立ち上がろうとしてそのまま後ろに転んだ。

横にTVがあったけど、その横のリハビリパンツの袋の上に頭があったった。との事。

どこも打ってないようでよかったけれど。

板の間に何も敷かず、上には毛布をかけてあったけど、そこの2時間も寝ていたらしい。

う~~~~~ん。だな。

今日も兄が来ると言うので待っているがまだ来ない。

どこかできちんと話をしなければいけないんだけれど・・・・・




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