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ある独身貴族経理マンの日記

30代自称独身貴族サラリーマンの日常。
簿記1級取得、現在USCPA(米国公認会計士)勉強中。

直々差額と直先差額

2013-09-30 00:00:27 | 簿記1級
これは、理解するのが大変でした。
呼び方が似ているので、どっちがどっちか分からないんです。
なので、最初の方はスルーしておりました。

・直々差額 → 外貨建金銭債権債務等の取得または発生時から、為替予約等の締結時までに生じている直物為替相場の変動による円貨額
・直先差額 →為替予約等の締結時の直物為替相場と為替予約等の締結レートとの差額の円貨額

定義は以上のようになるのですが、よく分かりません。
「直物為替相場」というのも、イメージがつかみにくいですし・・・・。

一つのポイントが、予約レートの発生時点です。
取引発生時から、予約をした時点までの為替変動が、直々差額。
予約をした時点以降の為替変動が、直先差額。
非常に大ざっぱに言えば、このような感じでしょうか。

処理が厄介なのは、直先差額の方です。
直々差額は、すべて損益として認識すれば良いのですが、
直先差額の方は、期間損益の概念が入ってきちゃいます。
つまり、次期以降の損益は、長期前払費用などのBS項目に振り替える必要があるのです。

これが、こんがらがる一つの原因であり、良く忘れる(笑)
総合問題の一つの項目として、さらっと出てきたりしてきます。
焦っていると、期間配分することなど、すっかり頭から飛んでしまうんですよね・・・・