あしたはきっと特撮日和

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70年代の終焉

2012-04-07 05:38:17 | 特撮日記
第2次怪獣ブームで幕を開けた1970年代特撮。

最後の年はたった3作品と「冬の時代」でした。
しかし、その3作品が重要だった。

『バトルフィーバーJ』→スーパー戦隊シリーズ

『仮面ライダー』→仮面ライダーシリーズ

『メガロマン』→東宝巨大ヒーロー→ゴジラシリーズ

(『ザ☆ウルトラマン』→ウルトラシリーズ)

いずれも80年代から21世紀の特撮を支えるコンテンツ。

現在、ゴジラは「休止」中だが21世紀まで生き延びた。
ウルトラも劇場版などで健在。
スーパー戦隊はこの年から現在まで継続中。
ライダーも2000年に復活し、現在に至る。

「百花繚乱」「玉石混淆」の70年代。
結局、残ったのは「老舗」ばかりだった。

80年代は多様化の時代。個性尊重の時代。
様々な価値観が容認され、「オタク」の時代でもあった。
様々なヒーローが様々なメディアに登場。
TVだけではなく、ビデオ作品や劇場版など。
(平成に入ると深夜枠まで)

ただ、ここにも「淘汰」は起こっていた。
何をやってもよかったが、支持されたのはごく一部。
宇宙刑事(メタルヒーロー)は数少ない成功例。

それ以外は70年代の「遺産」。あるいは焼き直し。
しかし、その反面で「昭和」の臭いを追う自分もいる。
それは矛盾した感覚なのだろうか・・・。

現在の特撮番組はほとんど見ていない。
ライダーは「ライダー」ではなくなり、ウルトラも変。
戦隊だけが流れているがイマイチ食指が動かない。
子供向けコンテンツと舐めてもらっちゃ困る。

実際には玩具を売る為の宣伝番組と化しているのが現状。
これは「商売」なのだから仕方がない。
売れなきゃ放送すらできなくなるのは当然である。
これは70年代にも、いくらでもあったこと。

今、私が一番「昭和特撮」を感じるのは『プリキュア』である。
(なんか前にも書いた気がする。)
戦う女の子が「ヒーロー」なのも時代の流れかもしれない。

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1 コメント

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結局、過去の遺産を喰い潰しているだけ (影の王子)
2012-04-07 08:36:20
大いに共感させていただきました。

1966年生まれの僕には
1971年~1975年が黄金時代
(といっても「マジンガーZ」にシュアを奪われて行きましたが)
70年代は「冬の時代」まともに観た作品ほとんど無し・・・

この「冬の時代」、脱ウルトラ、脱ライダーが図られるも、結局それらの復活に。

1980年から現在に至るも結局それは同じ。
宇宙刑事はまさしく「奇跡」で、後続の「メタルヒーロー」も苦戦を強いられた。

ゴジラは終わり、ウルトラも今公開中の映画で終わるでしょう。
もう、巨大ヒーローは歴史的役割を終えました。

で、延々と戦隊とライダーだけを繰り返す・・・

戦隊はとうに「ネタ切れ」(今のなんかただ「エヴァ」)
ライダーはタイトルだけ(「原作者 石ノ森章太郎」は失礼だ!)

展開は販促のための変身フォームや追加キャラの増加・・・

どちらも過去のヒーローまで繰り出しての「全員集合」をやり尽くし
あげく戦隊とライダーのコラボ・・・

現在のスタッフがエラそうにインタビューで発言しているけど
過去の遺産を喰い潰しているだけ・・・
戦隊とライダーだけなら、まさしく石ノ森先生に「食べさせて」貰っているだけだな。
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