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かめはうすぶろぐ

なんだかねぇ~

食事の時間

2010-07-26 15:21:32 | 独り言
ここの食事の時間は、へぇ~って言う時間だ。
朝食8時 昼食11時半 夕食18時。
そして食事の30分前にはお茶の配給が必ずある。
{入院時の持ち物}には”湯のみまたはコップと書いてあったわ。

ようやく落ち着いて朝食を済ませた私は、水分をしこたま摂ったせいか、オシッコがしたくなった。
トイレに入りズボンとパンツを左手でおろし、久しぶりの自己放水にうっとり・・・
しかし、目を開けてその先を見て絶句
全部【血】ぢゃないか・・・
最後に振り絞ったその水滴も全部ポタポタと真っ赤な血・・・

そのまま流して暫らく放心状態。
まてよ、手術のときの右手の血は全部ここから出るのか?
ぅんな筈ないだろぉ、そんなバイパス手術は聞いてないし・・・

食器を取りに来た看護師さんに言ってみた。
あのぉ、さっきオシッコしたら全部、最初から最後の一滴まで全部血だったんですけど、ヤバい?
「えぇ~?ほんとぉ~? 流しちゃった?」
えぇ、まぁ
「今度オシッコしてまた血が出てたらすぐにピンポン押してくださいね。見に来ますから」

速攻で冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出して、ごくごく・・・
ドロリッチもあるんだけどなぁ~、でも『どぉよ、これみてよ』って言いたいばっかりにしこたまお茶を飲んだ。
やった!! すぐにオシッコはやって来た!
いそいそとトイレに入り、ホレっ、どうだ
   絶句はすぐにやって来た。
鉄砲隊の第一列目からまっかかだ
第二列目にはなんと枝豆くらいの大きさの血の塊りが3個もドロリッチのように出てきた・・・
そして最後の隊も・・・

アカン、これ。

ぴ~んぽぉ~ん
看護師さんは2人、飛んでやってきてトイレを覗き、すぐにそのうちの一人が伝令のように。
すると今度は担当の先生がやって来た。
「あらぁ~、ごめんねぇ~kameさ~ん。どうやら中まで傷をつけちゃったみたいだわ、ゴメンねぇ~」
「いっぱい水分とって、いっぱいオシッコしてみてよ」
ええぇ~?そんなんでいいんですか? あんだけ痛いって言っだぢゃんか。
今からしこたま飲めばいいんですね、んで、しこたま出せば。

そう言って禁煙中の私は病院を出て、すぐそばにある自販機の横でタバコを吸いながら缶コーヒーを空けた。

目を疑った

2010-07-26 08:43:48 | 独り言
「kameさ~ん、入りますよ~」という声で目が醒めた。朝の7時だった。
あぁ、もう朝なんだ。
目が覚めた瞬間にもチューブが痛い。
右手は? どうなってるんだ? あ、包帯だけだ。
このクソ暑い夏にギプスは最悪だと思っていただけに痛いながらも少し安心。

「血圧と体温測りますねぇ~」

どうして病院の人はみんながみんな語尾を必ず延ばすんだろう・・・
歯切れが悪い。そう思うのは私だけだろうか?
それはさておき、足先から首まで薄い布団を掛けられていた私は、少々暑く、汗ばんでいた。
暑いなぁ~と思いつつ血圧を測り終えたと思ったら、看護師さんが
「チューブ、抜きましょうかぁ~」と唐突に。

え、今度は抜くのか? きっと痛いだろうなぁ~ 入れるとき悲惨な思いをしたんだ。抜く時はすんなりと行って欲しい・・・
『あ、そぉですねぇ。抜いてください、そっとお願い』
すると、看護師さんはおもむろに私のパンツを片手で持ちあげると、もう片方の手で ≪スッポン≫ チューブを引っこ抜いた!!

『げぇ~、いでぇ~ ぐへぇ~』
お願いっていったぢゃんか、あんたきいてぇへんかった?
早朝一番、これだもの。
看護師さんはいつもの作業のようにいとも簡単にあっさりと出て行った。
私はメガネを慌ててかけて、そっと起き上がり、右目の目じりと口の右端が引っ付くんぢゃないかと思うくらい顔をしかめて股間をナゼナゼしてあげた。
そして大きく溜息を付きながら、何気なく視線を床に落として驚いた・・・

そこには、テレビでよく見るナイフを使った殺人現場の血しぶきが!!
あぁ~~ 何だこれ~
オレは一体、どこの手術をしたんだ?
右手の包帯は真っ白だぞぉ? 
ほんとうに右手の手術をしたのか? 下半身の痛みが大きくて、右手の痛みはどこかに飛んでるわ!
そして恐る恐る左手でパンツのゴムをつかんで前に引っ張った・・・

おぉ~っ、よかったぁ、ちゃんと付いてるし・・・