経営“プチヒント”  株式会社 覚王山総研 代表取締役 林千尋

現場サイドのコンサルティング実務から得た経営に役立つヒントをお伝えします!

英語のことわざ

2008年10月12日 | Weblog

 長い間の疑問ですが、日本語のことわざと、英語のことわざはどうしてあんなに似ているのでしょうか?

 ことわざには、比喩を使ったものが多いのですが、その比喩の使い方がどうして日本のものと、海外のものとであんなにぴったりと一致しているのか不思議です。

 例えば、「時は金なり」と言いますが、英語でも「Time is money.」ですよね。

 「おぼれる者は藁をもつかむ」と言いますが、「A drowning man will catch at a straw.」です。

 日本でも、「藁」ですし、海外でも「a straw (藁)」です。

 「壁に耳あり」は、「Walls have ears.」です。「木を見て森を見ず」は、「We cannot see the wood for the trees.」です。

 何故こんなに、比喩が一致しているのでしょうか?

 どちらかが、もう一方を翻訳してこうなったのでしょうか?それ以外に考えにくいですが、実際にはこんなに奇なことも起こるのでしょうか?人間の考えることは似ているのでしょうか?

 誰か、教えてください。

 そういえば、船井総研の船井さんが、「百一匹目の猿」というような本を書いていました。

 確か、どこかの島で、百匹もの猿がある習慣を身につけると、それが何故かはるか離れた場所でも、同様の習慣が発生するのだ、といった内容でした。

 空間を飛び越えて、現代科学では理解できない現象が実際に起こるのだそうです。

 日本人の考えた比喩と外国人の考えた比喩が一致するとすれば、たいへん面白いし、人間の未知の能力を示唆するようで、奥深さを感じます。