夫と死別 様々な思いを綴るブログです

夫を突然死で亡くした妻、kakoが書いています
過去、現在、未来…
様々な思い出や気持ちを
言葉にしてみたいと思います

運転

2019-12-08 20:51:00 | 夫との思い出
思い出せば
結婚する前
付き合っている頃から
何か事情がない限り
夫は常に
車を運転してくれました
当たり前の事が
今はもう
当たり前じゃない

北海道、沖縄、北陸、中国地方、
四国、関西、関東、中部、そして海外
どこでも夫の運転

誰の運転より
夫の運転が快適で
怖いと思ったこともない
多少荒いことはあったけど

亡くなる4日前に
2人で買い物に出かけたのが
最後のドライブ
もう2度と彼の隣で
他愛ないおしゃべりをする事も
運転しながら
手を繋ぐ事も
うとうと寝る事も
眠った私の体温を確かめて
エアコンの温度調整をしてくれる事も
手作りのおにぎりのラップを
開けて手に持たせてあげる事も
肩を揉んで上げることも
いっぱいいっぱい出来た事が
全部出来ない








買い物

2019-10-06 19:19:00 | 夫との思い出
娘が買いたい物があると言うので
アウトレットに行ってきました

ここは一昨年の冬に
夫と2人で初めて来て以来
何度も来ている場所
久しぶりでした

やはり
あちこちで
夫の姿が浮かび
懐かしく
切なかったです

娘はお財布とバッグを購入
私はティファールのお鍋を購入

帰路
夫との思い出が蘇り
悲しかった

良く出かけた帰り道
疲れて車中うとうとしてしまうと
私の手や膝を触って
体温を確かめて
夫はエアコンの温度を調整してくれたり
しました

まだまだ
何度も
お気に入りのアウトレットに
2人で行くつもりでした

行きたいよ
パパ


絶大なる信頼

2019-09-29 09:17:00 | 夫との思い出
不思議な感覚だったと
思います
私は飛行機は余り好きではないけれど
夫と乗る飛行機は
全く怖くなかった
例えこのまま落ちてしまっても
夫となら
構わないと思っていました
良く考えたらそれは車も同じでした
夫の運転する車は
一ミリも不安を持って乗った事がない
親や娘の運転では得られない安心感

夫が旅立ち
その特別な感覚は
改めて感じる事になりました
死はそれまで
私には恐怖でしかなかったけれど
夫が待って居るなら
怖くないと思うようになりました

自分で言うのも
おかしな事かもしれないけれど
夫への愛と
絶対なる信頼が
私の中にあるのだと思います







側に居て欲しかった人

2019-09-27 09:28:00 | 夫との思い出
以前にも書きましたが
夫が旅立つ時に
側に居たのは
私と息子

正確に言うと
夫と最後に
触れ合い(朝起きた時に手を握って来ました)
夫の声を聞いたのは
私だけ

どんなに家族と絆が深くても
最後は一人で旅立ちたい人や
たくさんの人に
見守られて旅立ちたい人
様々な人がいると聞きます

夫は
自分にとって
一番大事な人は
私だと言っていました
子供たちはいずれ巣立って行くのだから
大切だけど
ママとは次元が違うと

寂しがり屋の夫が
旅立ちの時に
側に居て欲しいと選んだのは
私でした
そして
息子には
男だから
ママの事を頼んだぞ
と伝えた気がします

悲しいけど
寂しいけど
私の側に
居てくれてありがとう

私も
色々やり切って
そんなに長く待たせる事なく
パパのところに行くね




流星群

2019-09-24 14:08:00 | 夫との思い出
パパ
まだ子どもたちが小さい頃
流星群が来ると言う
ニュースを聞いて
目覚ましをかけて
朝方早く起き出し
2人で暗い空を見上げたの
覚えてる?

遠い記憶で
定かではないけど
確か
流星群は見えなかった
だけど
2人で夜空を見上げたことが
温かく
嬉しかった

そんな
純粋な感性を持っている
パパが大好きだった

パパ
今は星に近い場所にいるのかな

いつか
その笑顔に
逢いに行くからね

美しい思い出をありがとう