■ご案内■
●参加者:花冠会員・同人。会員・同人以外の一般参加も許されますが、参加申込によって、花冠IDを取得してください。
●投句:一日一回、当季雑詠3句以内。ツィッターやフェイスブックに投句した句も許されます。
●投句場所:下の投句箱<コメント欄>にお書きください。投句箱<コメント欄>には、句評など投句以外のことを書き込まないでください。
●選者・選句:選者は高橋正子(花冠主宰)です。特別選者が招待されることがあります。選句・入賞発表は、随時行われます。
※ご投句は、ご本名でお願いします。ご本名以外の場合は、削除されます。
●次回(第4回)句会選者(8名)
○主宰選者:高橋正子
○招待選者:多田有花・高橋秀之・藤田洋子・小西宏・黒谷光子・祝恵子・迫田和代
●伝言版
伝言、お問い合せなどがありましたら、下記アドレスの<伝言版>にお書き込みください。
http://blog.goo.ne.jp/kakan100
■投句箱■
第4回句会投句箱(1月22日~28日)は変更されました。
ご投句(1日3句以内)は、下の<コメント欄>にお書き込みください。句評など投句以外のことを書き込まないでください。投句以外の伝言などは、上記の<伝言版>にお書きください。
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第4回句会投句箱(1月22日~28日)は変更されました。
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冬月を背中に実家へ道急ぐ
枝先の力強さや冬木立
実千両ほろりと床に尚赤し
一月の朝日差しくる畳の目
老い耄れと言はれたくなし雪を掻く
なによりも暮雪に滲む島の灯に
荒れ狂う海風に乗り風花よ
陽を浴びて冬芽冬芽の大きな木
上州の肌射す風や冬木の芽
白障子開けるや小犬跳びこみぬ
寒き風遠くがくっきり生駒山
バスを待つ間の寒風首隠す
冬空に大鷹描く大円周
引き寄せて離れ難しや枇杷の花
戸惑いを見せて構えリ寒鴉
寒月の嶺の高みや鎌の月
凪青し間近に雪の三原山
花アロエ黒船錨せし浜に
葦原の枯れ尽くしても水の上
枯葦の水広々と濁りなき
遠山は雪にけぶりつ澄みし朝
着ぶくれし人みな足早裏通り
空晴れてミモザうす黄に蕾みけり
空の色溶かして青き寒の川
草の群れ水にも群れて鴨動く
冬芽吹きあちこちありて空仰ぐ
暖かき色を持ちおり寒落暉
今日もまた一輪のみの冬の梅
冬雲流れて白く見ゆ青く見ゆ
過ぎゆく時よ今日大寒の快晴に
雪道を戻り一服茶の美味し
厨窓午後の日射して雪明り
煮凝の鮒に戦後を裏返す
着ぶくれて足湯し温泉たまご茹で
青空に雲淡くして春近し
薄日差し妻と出かけるランチかな
初詣太鼓の音に襟正す
木の枝の鳥の囀り日向ぼこ
寒晴やピチピチと手に静電気
眼間の水を飲みけり寒鴉
寒林の枝の先までみな空へ
あかみどり尾灯の空の寒の夜
手を引かれ梅に花芽がついたよと
小正月フェイスブックに載る小豆
低き陽に遠きとどろき冬の雷
街灯に吹きあぐるごと雪が舞う
霰降る駅舎に薄き夕日影
冬日さんさん里山の木が音を立てる
旅人が枯芝のやさしさを踏む
海晴れて六甲颪肌寒く
氷点下凍結したる給湯器
春隣キッチンへ射す陽の角度
水仙の言問いたげに揺れており
風花や懐紙で包む加賀銘菓
魑魅住む森とも飛雪また飛雪
凍て空や大甕に来し尾長鳥
日脚伸ぶ鳶を襲いし鴉かな
冬星座しばし降られる時楽し
この上なき紅色込めし寒椿
新雪の峰を朝日が露わにす
大根のシュッと削がれて煌めけり
寒禽の驚き翔てる三羽かな
松籟となりし赤松寒の風
写生する鶴の噴水凍りいて
都会にも風花の舞い手を伸ばす
山茶花の散り初め次は寒椿
初雪の消えたる朝の箕面山
湖も村も抱きて山眠る
投函を済ませ寒星仰ぎけり
声援の波打つ安芸路初駅伝
弦締めて師のカウントに初稽古
よく晴れて風無き朝のよく冷えて
寒晴れや平野にぽつんと雲の影
大寒の空仰ぐこといく度も
雪解けぬところあり思いだすことあり
雲割れて零れ飛びくる寒雀
社の森冬鳥あまた鬩ぎ合い
思い切り鴨羽のばし水しぶき
祈る像平和の塔へ寒の晴れ
仏壇の花も明るく春を待つ
陽の入りに真っ赤な空と雪山と
風花や灯ともし頃の茶屋の町
寒林のコゲラのドラムの律動感
冬の森入れば真昼の日は温し
雪晴れの凍て道をシャリシャリと踏む
雪明かり車窓に過ぐる蒼き川
おみくじの風になじみし懐手
日を乗せて白鳥湖へ急ぎけり
投句 (小口泰與)
2012-01-22 08:47:52
短日や飼葉に舌出す牛の群
鋤焼や大黒柱黒光り
塊りて反転せしや寒雀
投句 (今村征一)
2012-01-22 13:58:17
雲居へと駆け上りゆく寒の滝
投句 (黒谷光子)
2012-01-22 16:16:46
おみくじの白一月宮の松
列なして歩く湖岸や冬うらら
山々も湖も冬晴れ展望台
投句 (多田有花)
2012-01-22 16:44:48
春隣る光の中を森歩く
春近き風と光が竹林に
それぞれの影を大地に冬木立
投句 (小西 宏)
2012-01-22 20:36:58
どてら着て窓に初雪屈み見る
降る雨に一つ浮きゆく霙かな
投句 (津本けい)
2012-01-22 20:58:18
水仙の暮れゆく影の香りけり
遠き木をより濃く染めて冬夕焼
凍星の降る野を抜ける列車の灯
投句 (古田敬二)
2012-01-22 23:30:43
黒々と木立ちの陰影冬落輝
掌に振れれば枯れ芝あたたかし
寒禽の食いこぼす実の赤点々
●1月23日
投句 (小口泰與)
2012-01-23 09:30:17
満月の西に消えけり冬の朝
寒晴れや長き裾野の赤城山
山裾を風ごうごうと玉子酒
投句 (今村征一)
2012-01-23 09:35:58
寒牡丹咲かせ浮世を離れ棲む
投句 (古田敬二)
2012-01-23 11:05:45
走り根を踏んで寒風の中をゆく
交差して走り根冬の土つかむ
寒禽の陽あたりながら枝を飛ぶ
投句 (小川和子)
2012-01-23 12:07:26
花苗に音なき小雪被る朝
霙るれば畑地のすべて潤えり
寒の水注して白菊瓶に栄ゆ
投句 (多田有花)
2012-01-23 16:57:10
北風の今日は戻りし煙突に
竹林は静かに迎え旧正月
湯たんぽが先に入っている布団
投句 (小西 宏)
2012-01-23 20:46:40
庭石に軽き音たて霰あそぶ
雲晴れて親しき山に雪の筋
大寒に陽の差し帰り街賑わう
投句 (津本けい)
2012-01-23 23:04:19
寒風に押され鶺鴒畑走る
大寒の日に淡々と鳶舞えり
冬かもめ引き連れ帰る漁船団
投句 (黒谷光子)
2012-01-23 23:09:40
一本の畑の大根煮る下す
大根を飴色に煮て夕厨
寒の灯と机一つを分かち合う
投句 (桑本栄太郎)
2012-01-23 23:34:25
露凝るや玻璃のしたたる厨窓
街の灯の早やも点りし寒雨かな
寒燈の橋を来る人帰るひと
●1月24日
投句 (小口泰與)
2012-01-24 09:30:35
寄鍋や浅間に星の満々と
海鼠腸や今宵の客の長居なり
ごうごうと吹くや赤城は雪催
投句 (古田敬二)
2012-01-24 09:50:03
朝の冷えまだ蓄えて竹林
暗き薮抜け出て句帳に冬陽射す
冬の陽のほのかに温し楢大樹
投句 (古賀一弘)
2012-01-24 10:30:24
うねりては鈍色深む冬の海
交替で肩ほぐし合ふ炬燵かな
愛猫が顔すり寄せる寒さかな
投句 (今村征一)
2012-01-24 12:54:19
創業は文化味噌屋の鳥総松
雪原もまた碧落も極めたる
投句 (河野啓一)
2012-01-24 16:25:27
温めて牛乳ぐっと冬の朝
全山に雪を被りて横たわる
箕面山白く霞みて眠る朝
投句 (多田有花)
2012-01-24 17:02:53
遠山に降る雪を見て陽の中に
氷張るバケツの歪みそのままに
カーブ切る先の夕空日脚伸ぶ
投句 (小西 宏)
2012-01-24 20:25:12
風邪癒えてまた人ごみを歩いてみる
町からも雪まとう山見え嬉し
灯を消して二人静かに雪を待つ
投句 (桑本栄太郎)
2012-01-24 20:47:31
人影のなき門扉かな八手の実
風花や遠き嶺より雲降りぬ
寒風を髪に掻き分け帰りけり
凧揚ぐる男のひとり隅田川
番頭の毛先弾ませ初芝居