前回記載した旅行時、インスブルック宿泊の前に乗ったのが郊外のイエンバッハ駅から出ている二つのナロー鉄道でした。
一つは夏季に定期運行されているメーターゲージのラック式SL鉄道、アッヘンゼー鉄道で勾配区間にはリッゲンバッハ式ラックレールが使用されています。
もう一つは762ミリゲージのジールタール鉄道で、こちらは気動車運転による生活路線で夏季の週末にだけ観光用のSL列車が運転されていました。
ただ、一日で両線とも全行程走破は無理で、ジールタール鉄道は途中駅で折り返し、帰路は気動車でイエンバッハに戻ってきました。
ジールタール鉄道は最近は近代化が進み、イベント用SL列車を除き車両は変わっているようです。