邂逅道

邂逅とは、出会い道。人は邂逅によって磨かれる。
人、本、映画、言葉などとのめぐり合い、出会いを記す。

13年前の結婚式での祝辞

2021-01-24 18:43:16 | 

結婚式 祝辞
2008-07-20 

Aくん、Yさん、そしてご両家の皆様
本日は誠におめでとうございます。

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ご先輩の方々を 前にして
まことにせんえつではございますが
ひとこと ご挨拶をさせていただきます。

新郎、新婦どうぞご着席ください。

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私は、
○○株式会社の代表取締役を務めております
△△と申します。


新郎 Aくんとは、約1年ほど、上司と部下の関係でございました。

A君は、持ち前の明るさと若さで次々とお客様と
信頼関係を築いていく、優秀な営業マンとして活躍してくれました。

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ただ、私は、A君とは、仕事での関係というより、
男同士の関係が強かったと思っております。

もう少し率直にいいますと、飲み友達というか飲み兄弟です。

共に、深い酒を飲んだ仲間でございます。

場所は、横浜、東京、名古屋、大阪、北海道、海外では、中国、
そしてアメリカはウイスコンシン州でも飲み明かしたこともありました。


A君とは、
長男、実家が商売をしている、そして地方出身。
という共通点があり話があったのだと思います。

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A君と飲み明かすとき、行き着く話題は、


「何のために働くのか」

「何のために生きるのか」

「何が幸せなのか」

という人生の問答でした。

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いわゆる、我々の使命は何か。
ということを語り合っていました。


よく言われる「使命」といことばですが、
使命とは、言い換えれば、文字のごとく、
命を何に使いますかということだと思います。

 「Aという男の命、何に使いますか」

 という、自問自答をしていたのでしょう。

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 ”使命”という言葉の裏には”志”という想いが
 隠れていると思います。


 章君はその想いを、

 「仙台を元気にしたい」

 「仙台を活性化したい」

 「仲間、友達、お客さまに喜んでほしい」

 という言葉で表現しておりました。


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 そんな付き合いをしている中で

 あるとき、A君が私のところに報告にきました。


 「○○さん、仙台に行くこと、決断しました」

「親父の会社、継ぐことにしました」

 という報告でした。

 日ごろから、A君の志を聞いていた私は、
 とても素直にうれしかったです。
 
 このA君の人生における大きな決断を支えたのは
 新婦のY子さんであり、ご家族の皆さんではないでしょうか。


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 その後、A君から今度は、結婚相手を紹介するということで
 誘われまして、Y子さんと3人で食事をさせていただきました。


 そのときに、お二人に10年ダイアリーという日記帳を
 プレゼントさせていただきました。

 また、プレゼントとともにひとつのお願いをしました。

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  その日記帳の最初のページに

  お二人の誓いを書き込んでほしい。

  というお願いです。

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  A君から許可をいただきましたので
  その誓いの一部をご紹介させていただきます。


  夢 :家族が健康で元気な生活を送る

  目標:毎日5回 ありがとう をいう。

  約束:記念日を忘れない


  すばらしい誓いだと思います。

 

  この誓いと共に、お二人が末永く お幸せに、

  そして、ご両家の皆様方の ご発展をお祈り申し上げまして

  お祝いの言葉に かえさせていただきます。


  ご静聴 ありがとうございました

  〆