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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

トーマツ、東陽からの監査人交代事例、3件

トーマツ、東陽からの監査人交代事例です。

1.アミタホールディングス(ジャスダック)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

トーマツ→PwC京都監査法人、の交代です。

交代理由は...

「現会計監査人の監査継続期間が 17 年と長期にわたること、及び新たな視点で監査が期待できることなどを重視して、複数の監査法人を比較検討したうえで、上記3.の理由により、その後任として新たにPwC京都監査法人を会計監査人として選任するものであります。」

長期継続と「新たな視点」はセットですから、実質的にはひとつの理由といえそうです。(監査報酬にまったくふれていないのは珍しい?)

2.ビリングシステム(東証マザーズ)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

トーマツ→太陽、の交代です。

交代理由は...

「当社の会計監査人である有限責任監査法人トーマツは、2020 年3月 26 日開催の当社第20回定時株主総会終結の時をもって任期満了となりますが、その監査継続期間は非常に長期にわたっております。

監査役会は、当社の事業規模に適した監査対応と監査報酬の相当性について、以前から検討してまいりました。有限責任監査法人トーマツの監査対応と監査報酬の相当性については、妥当であるものの、前述のように監査継続期間が長期にわたっていることから、新たな視点での監査が期待できることを重視して、このたび上記3.の理由により、その後任として新たに太陽有限責任監査法人を会計監査人として選任するものであります。 」

「監査役会が太陽有限責任監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、会計監査人に必要とされる専門性、独立性、適切性を有しており、会計監査が適切に行われることを確保する体制を備えていること、さらに監査報酬も妥当であることなどから、総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任であると判断したためであります。」

現監査人の監査対応や監査報酬に不満はないことをわざわざ書いています。ただし、新しい監査人を選ぶ際には、監査報酬の妥当性もチェックしたようです。

3.IBJ(東証1部)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

東陽監査法人→あかり監査法人、の交代です。

交代理由は、監査報酬だったようです。

「当社の会計監査人である東陽監査法人は、2020 年3月 23 日開催予定の第 14 期定時株主総会の終結の時をもって任期満了となります。

当社は、同監査法人より、弊社のグループ会社の増加に伴う監査工数増加を理由に、第 15 期以降の監査報酬の増額要請を受けました。それを契機に、当社グループの事業規模に見合った監査及び監査費用の相当性を総合的に勘案した結果、会計監査人を見直すこととし、新たにあかり監査法人を会計監査人として選任するものであります。」

後任のあかり監査法人は、会計士協会の上場会社監査事務所登録制度の「準登録事務所」とのことです。
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