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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

当社役員による資産の流用発覚に伴う ...第2四半期決算発表の延期...に関するお知らせ(カンセキ)

当社役員による資産の流用発覚に伴う 2022 年2月期第2四半期決算発表の延期および第三者委員会設置に関するお知らせ(PDFファイル)

カンセキ(ジャスダック上場)のプレスリリース。

子会社において役員による資産流用が発覚し、調査や監査手続のため、四半期決算の発表を延期するとのことです。

「当社は、当社の連結子会社である株式会社バーンへの内部監査において、帳簿上の残高と実際の残高に現金 720 万円の不一致があることを認識したことから、当社および株式会社バーンにおいて調査を進めたところ、当社役員資産の流用(以下「本件不正行為」という)を行った事実が確認されました。

なお、不足しておりました現金 720 万円につきましては既に弁済されております。

本件不正行為の当社決算に与える影響に関する調査には一定の時間を要し、監査法人の追加的監査手続きも必要となることから、2022 年2月期第2四半期決算の発表を延期することといたしました。」

子会社に対してきちんと内部監査を行い不正を摘発できたというのは、立派だと思います(現金不一致でばれるような単純な不正だったのかもしれませんが)。

不一致金額=流用金額、だとすれば、たいした被害額ではありませんが、役員(「当社役員」なのでカンセキの役員なのでしょう)が絡んだ不正ということであれば、弁済されたから実損はないとか、規定に基づいて処分する予定だからいいだろうというわけにはいかないでしょう。

外部の専門家からなる第三者委員会を設置して調べるそうですが、きっと、流用額の何倍もの費用がかかるでしょう。不正をおこなった役員はそれらを賠償させられる可能性もあるでしょう。
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