不正融資問題のスルガ銀行が金融庁から重い処分を受ける可能性があるという記事。
「「厳正かつ適切に対応していく」
金融庁の遠藤俊英監督局長は5月22日の参院財政金融委員会で、スルガ銀への行政処分の可能性を問われ、こう答えた。
また、遠藤氏は不動産売買の二重契約や通帳などの偽造・改竄(かいざん)について「相当数の行員が認識していたと考えられる」と説明するとともに、「銀行として何ら関知していなかったという弁解は容易には成り立たない」との見解を示した。」
「金融庁は、現在実施している検査やスルガ銀が設置した第三者委の調査結果を踏まえて処分内容を判断する考えで、8月以降に処分を出すとの見方が有力だ。」
「金融庁内部には既に「今回の問題はガバナンス欠如」と結論づける向きもある。既に5月15日にスルガ銀の危機管理委員会が公表した調査では、「前年比増収増益を継続しなくてはならないという全社的なプレッシャーから、営業部門が審査部門より優位に立ち、営業の幹部が融資の実行に難色を示す審査担当者を恫喝(どうかつ)するなど圧力をかけ、審査部門は抗しがたいという状況が生じていた」と指摘されているためだ。」
8月以降ということは、スルガ銀行をほめていた金融庁長官が交代したあとになるということでしょうか。
会計的にも、過年度決算において引当金の不足がなかったのかどうか、内部統制報告書には影響があるのか(融資に関する手続において不正があったので、普通に考えればあるはず)など、いくつか論点がありそうです。
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