会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

仏裁判所、スイス金融大手に史上最高の罰金 富裕層の脱税に加担(AFPより)

仏裁判所、スイス金融大手に史上最高の罰金 富裕層の脱税に加担

フランスの裁判所が、スイス金融大手UBSが顧客に脱税を促したとして、巨額の罰金を科す判決を下したという記事。

「仏パリの裁判所は20日、スイス金融大手UBSが顧客に脱税を促したとして37億ユーロ(約4700億円)罰金を科す判決を下した。フランスで課税逃れの取り締まりを求める声が高まる中、同国史上最高の罰金額が示された。

罪状は、富裕層顧客に対して国外に資産を置くよう不法に持ち掛け、フランス税務当局から数十億ユーロ(10億ユーロ=約1300億円)を隠す手助けをしたとの内容。UBSの弁護士は控訴する方針を示している。

クリスティン・ミー(Christine Mee)裁判長は、同行は「構造的、組織的、長期的な体制」を起源とする「並外れて重大な」不正を犯したと指摘した。」

企業に対して巨額の罰金を科すというのは、米国だけではなくなっているようです。

日本の税務当局も、海外に所得を隠されるのを防止するためには、納税者を罰するだけでは、足りないのかもしれません。

UBS、フランス富裕層顧客の資金隠しで有罪-5650億円の罰金(ブルームバーグ)

「パリ刑事裁判所は20日、UBSがフランス人顧客に違法な銀行サービスを提供し、未申告のスイス口座に資産を蓄えるのを後押ししたと判断。UBSに対し、罰金37億ユーロに加え、フランス政府への賠償金8億ユーロの支払いを科した。UBSに科せられた支払額は、銀行に対する罰金としてフランスで過去最大。」
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