会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「普通の会社ではない」パナソニック社長、巨額赤字に厳しい表情(産経より)

「普通の会社ではない」パナソニック社長、巨額赤字に厳しい表情

パナソニックが2013年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正したという記事。4-9月の第2四半期も大きな赤字となっています。

「24年9月中間決算も最終損益が6851億円の赤字(前年同期は1361億円の赤字)となり、中間期として過去最大の赤字。25年3月期の配当は見送る。無配は昭和25年5月期以来、約63年ぶり。」

「採算が悪化した結果、繰り延べ税金資産の取り崩し(4125億円)を迫られた。また、三洋電機などから買収した太陽電池やリチウムイオン電池、携帯電話事業は採算悪化で買収時より資産価値が目減りしたため、将来の回収を見込んでいた「のれん代」を減損処理(2378億円)した。」

パナソニックが2年連続の巨額赤字へ、63年ぶり無配転落(ロイター)

「9月末で、旧松下通信工業や三洋電機の買収で発生したのれん代と無形固定資産を減損処理したことで、全社ののれん代は3月末の7574億円から9月末に5177億円へ、無形固定資産は3月末の3458億円から9月末は2377億円へ、それぞれ圧縮された。繰延税金資産は3月末の5649億円から9月末に1642億円に減った

河井常務は「下期も厳しいので徹底して資産の再評価をした。すべての事業を見て、あらゆる減損リスクはすべて処理した」と述べて、今回計画した以上の追加費用は発生しないとの見通しを示した。」

のれんはまだ残っていますが、繰延税金資産はかなり思い切って引当てしたようです。

2012年度 第2四半期 連結決算概要(パナソニック)

予想との差異についての説明はこちら

「第2四半期連結累計期間業績予想と実績の差異」、「連結通期業績予想の修正」、「中間配当および期末配当予想の修正」ならびに「営業外費用の追加計上」、「法人税等の追加計上」に関するお知らせ(PDFファイル)
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