144億円の外債投資が回収不能になった「全国小売酒販組合中央会」が、クレディ・スイスと金融ブローカーなどに約160億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたという記事。
ほとんどだまし取られたようなものですから、訴訟を起こすのは当然でしょう。ただし、別件で逮捕された中央会の元事務局長が投資に関与し、リベートを受け取っていたようです。金融ブローカーにつけいる隙を与えた中央会の側のガバナンスが弱かった事実は否めません。
全国小売酒販組合中央会の年金制度に関する情報等について
前にも書きましたが、99年ごろプリンストン債事件というのがあり、今回のクレディスイスがからんだ事件もそれと似た側面をもっています(プリンストン債と違いだまされたのは酒販組合だけなのでスケールには欠けますが)。
プリンストン債事件について
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